テッテレテッテテッテテ〜♪
ティロティロテッテテッテテ〜♪
テンテレテンテレテッテテ〜♪
テッテレテッテテッテテ〜♪
さあ始まるざますよ。行くでがんす。で同じみ毎朝ラジオ。僕はすっぴんが好きで、毎朝のように聞いていた。すっぴんは終わってしまったんだが、スピンオフのように子供の科学電話相談は続いている。子供が産まれる前からずっと聞いている。夏休みに近づくと、冒頭にあるような気の抜けた音楽と共にスタートする。そして子供達の元気な声。生放送ってことなんだろう。泣き出しちゃう子供や、受け答えに詰まる子とか出てきちゃう。そして先生たちは教授なんだが、そんな彼らがビビるくらい専門的な質問をする子供もちらほら。先生あたふた、ここは僕が答えますけど、先生いかがですかとか助け舟を求めるほど。虫、宇宙、恐竜が人気だ。そんな波瀾万丈なラジオを朝からハラハラしながら聞いている。聞いているとなんだか、生活してるなって気がしてくる。遠くからではあるが、子供達の生活を見守る大人の1人に僕はなったんだなぁって、社会を構成する一部であることを自覚する。そして、遠くなのか、近くなのかわからないが、確かにその場に存在する子供達を自覚する。
ラジオは一方通行の情報なんだが、なんだかいいよね。いい意味で、自由なんだろうな。あまり期待されてない。テレビはどうしても判を押したニュースが報道される。キャラは違えど、事実は変わらないから、内容に変化がない。リモコンでチャンネルを変えても、ニュース番組に違いはほぼない。テレビ東京の経済系のニュースとNHKの政見放送くらいだろうか。もちろんホットな話題だったら好みのテレビ局の内容をしりたいんだろうが、マスを取り合って互いにつぶしあいをしているだけなんだろう。マスメディアとはよく言ったものだ。皮肉だよ。
いくらブログやテキストが優れているといっても、闇の眷属のような文字の羅列を常に読める人はそうそういない。新聞を毎朝読んでいる人は、ブログは読まない可能性が高い。ブログに求められているのは、生の声なんだろう。子育てどうしただの、ある商品を使った感じ必要か否かなど。そうはいっても調子の良い時ならなんとか読めるが、そうでない場合は苦労する。書式がみんな違うし、粒度だってことなる。苦労して読んだ割には内容がすかすかということはよくある。自虐だよ。
ラジオの話だった。あっちこっち行って疲れたことだろう。パトラッシュよろしくラジオを褒めたい。ラジオが取り上げるコラムのようなニュースが非常に楽しい。この前なんか、男性用のサニタリーボックスが設置される話が話題になっていた。サニタリーボックスは女性には馴染みがあるだろうが、男性にとっては馴染みがない。生理用品などを捨てるくずかごなんだが、男性用のトイレには設置されていない。何故設置されるのか。男性の前立腺癌の割合が増えたためだ。前立腺癌の手術のあとに、尿漏れに悩まされるそうだ。尿漏れパットやオムツをつける人がいる。どこに捨てるのかが問題だ。捨てる場所がないのである。持ち帰るしか無い。そのため、サニタリーボックスが試験的に導入されることが決まった。SDGsは重要だ。しかし、SDGsは決して万能ではない。この中の全ての問題が解かれたとしても、日本に蔓延る問題は一部が解決するのみだ。どこかの王子がいったように大切なものは目に見えない。わかりにくいものこそ、重要な問題が隠されている。わからないから問題なんだ。ラジオはこうした細やかな問題が存在しているのを毎朝教えてくれる。SNSでマイナーな問題が明るみに出るようになった。マイナーという言い方はネガティブなイメージだと思うが、単純に目に触れにくい、マスが小さいってこと。喉が暑くならないと、理解できないわけですな。テキストと違い、聞いてるだけで頭に入ってくる。文字に直すと一万近い文字列もわずか数分足らずで聴き終わる。
もうひとつ面白かった話がある。アンガールズの田中さんの実家は広島の山の方らしい。ツバメが毎年巣を作るそうだ。ツバメというと軒先に巣を作るイメージだが、田中さん家は中まで入ってきてしまう。台所に巣をつくる。それだけでも話題性があって面白いんだが、実家がそんな感じだから、自然とツバメを調べるようになったそうな。渡り鳥であるツバメの知らなかった知識を披露してくれていた。お天気のおねいさんが粋で、田中さんの話が終わった後に雨が降る前にツバメが低く飛ぶという話がある。これは結局ツバメが天候の影響を受けて低くく飛ぶわけではない。エサである虫が低くく飛ぶから、ツバメも低く飛ぶそうだ。こうした掛け合いもよいよね。最近はツイッターの内容も読み上げてくれるから、距離感も以前よりぐっと近くなった。
みんなも毎朝ラジオ聴いてますか？
