シン・春夏冬広場

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コメポン棒

お題「思い出の駄菓子/好きな駄菓子は?」

 

好きな駄菓子は決まっている。コメポン棒だ。おこしじゃない。コメポン棒だ。微妙に違う。コメポン棒はポン菓子を集めて水飴か何かで棒状にしたやつで、僕はこれが異様に好き。ただ、このコメポン棒なる菓子は全然メジャーじゃないらしい。

 

いわゆるうまい棒みたいな誰しもが知っている菓子じゃない。うまい棒は小麦の値段が上がったり、物価が上がると必ずニュースになるくらいメジャーな菓子だ。なんなら、小麦価格によって伸びたり縮んだりするとか豆知識があったりする。駄菓子の王様。駄菓子オブ駄菓子だ。

 

そして新規精鋭ブラックサンダー。これも異様に種類があって、どれもこれも悔しいけど美味い。安くて激ウマ。駄菓子界のプリンスだろう。王位継承権第一位とかに違いない。

 

ポン菓子は有名だ。バクダンと言われる巨大なバズーカのような機械で加熱され、蓋が開いて急激に膨張する際にふわふわサクサクになる。この時の音がポンっと言うからポン菓子なんだ。しかし、パッケージはなぜかにんじんと書かれているという異様さと美味さと派手さでもって子供達の心を鷲掴みにしていることだろう。原料も米だから、日本においていえば、尽きることもなかろう。

 

しかし、コメポン棒はここにひと手間かけている。おこしのように平らにしてからカットしているのではない。わざわざ固めるだけではなくて、棒状にしているのだ。この棒状がとっても美味いんだが、どうもスーパーの人達には伝わらないらしい。ふ菓子、かりんとうは異様な数、種類が売ってるにも関わらず、コメポン棒は全く置いてない。いやマジなんで?かりんとうとか、ふ菓子とかわかるけどさ、あんなにいらなくね?いやいるから置いてるんだろうけど、コメポン棒無くすくらいなら、かりんとう一種類くらいなくなったってだれもわからんって。あんな揚げてて、黒糖まみれのやついっぱい食べるか?ってくらい置いてない。なんならおこしはいっぱいあったりする。駄菓子界の村人的存在だ。え?いましたっけ?くらいの位置付けに違いない。

 

だけどさ〜、あの棒状がいいわけ。持ちやすいし、食べ応えあって、香ばしくって、優しい甘さ。庶民オブ庶民の味なわけ。なんなら白いタンクトップのシャツ着ながら、短パン履いて食べたい。山下清のような出たちで貪りたいわけ。わかるかな〜。まったくわからないだろ〜な〜。

 

どうしても食べたいのにない場合はぽりこーんで我慢します。ぽりこーんも好き。ぽりこーん置いてないとこないし。でもなー。ぽりこーん量が多いんだよなぁ。味濃いから、残しちゃうし、喉乾くし、残ったらしっけちゃうからな〜。ぽりぽりさくさくがいんだけど、なんかすかすかになっちゃうからな〜。コメポン棒がいいな。