シン・春夏冬広場

楽しいことになんでもやっていこうっておもってますぜ。

あなたは誰ですか?

お題「今まで食べた外国の料理で一番衝撃的、もしくは美味しかったと思うものを教えてください」

 

僕は東南アジアがすきで、これまでシンガポール、フィリピン、マレーシアと旅行している。

東南アジアは独特に緩くて、非常に刺激的だ。スーパーマーケットの前やホテルの前には銃火器を持った兵隊さんが立っている。タバコを吸っていた際に声をかけられて、灰皿ここにあるよって言われた時は英語だったから、一瞬悪いことをして、殺されるのかとびびった。そのくらい刺激的な国々だ。

飛行機から降り立つと、ムワッとむせかえるような暑さと米を蒸したような独特な香りが漂っている。至る所にマンゴーが実っており、パームやしがそこら辺に生えている。ドリアンだけは別格で、盗むと捕まる。マンゴーはおそらく大丈夫。

僕は特にマレーシアが好きだ。マレーシアはインド、中国、マレーシアのそれぞれの食文化が混ざり合い、飯がとにかくうまい。行きの飛行機をマレー航空にすると、めちゃウマなメシがずっと提供される。

マレーシアはとにかく食べ過ぎに注意しなければいけない国だ。朝から晩まで飯にあふれ、止まらなくなる。バクテーと呼ばれる食べ物があって、これが非常に美味い。形容するのが難しいが、肉骨茶と書く。とろとろに煮込まれた骨付き肉のスープに野菜が入っている。ナンプラーなどで味がついているのだろうが、嫌な臭みがない。向こうの流儀では青唐辛子とニンニクをたっぷり入れて食べるものらしい。暑い中、汗をたっぷりかきながら平らげた。

ある日のことマーケットで食事をとろうとなった。マーケットは場所によっては治安がよろしくないんだが、地元の人たちに混ざって食事をすることに憧れていた。シンハーを片手にぶらぶらしながら、店を決める。

店は中国系なのか、文字が読めない。とにかくわかりそうな文字を頼りに適当に注文する。怪しい料理がいくつか目に留まる。特に異彩を放っていたのが、V字の肉が入っている料理だ。うん嫌な予感はする。でもまぁ、日本だって昔は食べていたんだし、意識しなければ大丈夫なはず。パクパク食べる。辛いが、鶏肉のような食感で非常にうまい。他の料理もうまい。

あまり意識せずに食べ勧めていると、コリっという食感に出会う。例のV字の肉の料理だ。口の中から出て来たのは生気のなくなった真っ白な彼の目玉だった。ミドリのやつはうまいということはわかったが、トラウマになった。