シン・春夏冬広場

楽しいことになんでもやっていこうっておもってますぜ。

夫婦間は適切な距離がある

リモートワークで学んだことは数あれど、夫婦間の関係性に関して、早いうちに知れたのは非常に収穫だった。僕は結婚してだいたい7年ほどになるが、これまで妻と仲良くやってこれていたと自負していた。しかしながら、リモートワークという環境ではこれまでとは違い、夫婦の距離感は縮まった。いや縮まってしまったと表現した方がいい。常に僕、妻、子供が一緒に朝から晩まで生活するようになり、本来であれば僕は会社に行き、妻も会社でほぼ顔を突き合わせるのは夜だけという状況だったが、子育てが加わり、全員がずっと一緒にいる状況が作り出された。

 

これは子育てに父親が参加できるというメリットの一方で、疑似的な定年退職後の夫婦間関係をスタートすることになったわけである。これのどこが問題なのかというと、熟年離婚に見るように常に距離感が近く、常時お互いの状況を知ることが出来る環境というのはどんなに仲の良い夫婦であったとしても、息が詰まるということなのだろう。妻は子供が会議中に泣きださないかとはらはらし、僕も同じ理由ではらはら、いらいらした。そんな状況が子供に伝わるのか、子供は案の定泣き喚いた。とんだカオスである。

 

そんな状況下なものだから、僕と妻は疲弊し、なかなかにつらい状況であった。それがなんと妻を実家に帰らせたり、僕が会社に出かけたりすることで、互いにリフレッシュができるようになった。休日に逆に外に交代で出ていった方が、互いに気を使いすぎなくてよいことが分かったのである。

 

つまり、将来的に定年退職し、常に一緒にいる状況になった場合、僕は家事ができるので、食事に関しては互いに作ることが出来るので、交代制で作れば問題ないだろうが、僕は会社組織の知り合い以外はほとんど存在しない。つまり将来的には僕の方が問題を抱えることになりそうだ。確かに僕は、いろんな趣味を持っているが、個人的にやっていることで、誰かと交わって、新しいことを生み出すということは会社以外で行ったことがない。これは非常に問題だと考えるようになった。以前にも外部組織に所属した方が良いということを書いたが、それはこういった夫婦間の関係にも起因している。

 

将来的に一緒にいることになんの不満も抱えていないが、きっとそれでもうまくいかないことが出てくることが容易に想像できた。リモートワークの環境というのは、夫婦間の関係が必ずしも近ければいいというわけではなく、適度に距離を保ち、互いに自由に使える時間や関係性を保つことが円満の秘訣であることを僕に教えてくれた。

 

コロナという感染拡大の状況というのは、非常に大変な状況であり、各関係者に置かれては非常に大変な思いをしていることだろう。それは一般人である僕も少なからず影響を受けているのだが、コロナという環境は失うばかりではなく、新たな知見も多く提供してくれている。この環境というのは、災難と言えば災難だが、新しい生活を考える新しいきっかけになったことは間違いない。

 

 

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。