シン・春夏冬広場

楽しいことになんでもやっていこうっておもってますぜ。

禁煙はじめたけども禁煙外来が全国停止してるんだが

夏の暑い盛り、ちりんちりんと風鈴の音とともに、氷ののぼりそして、店のガラス戸に古びた紙で「冷やし中華はじめました」の文字を見ることがある。その文字列を見ると連続的にだが、普段と何も変わることなく季節の到来を感じる。生活は連続して通り過ぎていて、そろそろ冷やし中華はじめようか、暑い季節になってきたし、食欲も落ちてきた。そんな生活の連続性を感じる。そこには決断といった不連続は存在せず、気負いすることなく淡々と過ぎ去る日常が広がるのみである。

 

僕は『禁煙はじめました。』

 

喫煙とは長い付き合いで、かれこれ10年近くになるだろうか。その先々で禁煙にチャレンジしては吸う本数を増やしてしまい、いまや1日2箱に届こうとしている。吸っている煙草もセブンスターで、フィルターがついている煙草の中では強い部類だ。ショッポと呼ばれるフィルターがついていない缶たばこがむちゃくちゃ強いとされているが、そこまでは手を出さずに済んでいる。

 

全国的に禁煙外来が停止しており、かなり厳しい戦いを余儀なくされている。その中の思いをつづっていきたい。

 

 

たばこの値段と納税額

年々煙草の値段も上がり、吸い始めた当時は300円台だった煙草も現在は600円である。喫煙者は値段が上がろうと、簡単には煙草をやめられないので、きっとすぐにまた税金は上がることだろう。しかし、納税者が減ることはあるまい。僕がそうであったように、簡単には煙草をやめることはできない。日本医師会によるとニコチン依存症はコカインやヘロインと同じくらいやめることが難しいそうだ。つまり意志の強さでどうのこうのすることが出来ない。税金が上がることなどへでもないのだ。それをわかっているからどんどんあげているのだろう。

 

煙草に消費している金額は、僕の場合1日2箱と想定して、1200円。30日間で、3万6000円になる。1年で43万2000円だ。海外旅行に行けてしまう値段だ。欲しかったパソコンを簡単にペイできる。ぺいぺいぺぺいぺい。

 

さてどのくらい納税しているだろうか。

 

製造たばこには、国たばこ税、地方たばこ税たばこ特別税、消費税の4種類の税金がかかっている。たばこ税は1000本単位で課せられるため、20本あたり【1箱:580円】に換算すると357.6円【61.7%】が税金になる。

日本たばこ協会より

 

www.tioj.or.jp

 

つまり43万2000円を使っている僕としては、26万6544円納税している。納税しているのだから、その税金が何に使われているのかは知りたいところだ。

 

たばこ税は一般財源に充てられており、日常生活の基盤の整備や公共のサービスの質を向上させるために利用される。つまりたばこの煙や処理だけに使われていたりするのかと思いきや、まったく関係ないことに使われていることになる。ニコチン依存症の人間に対して重税を課しても問題ないということなのだろう。

 

たばこをやめるにあたって

いまの段階で僕は禁煙4日目だ。一般的に禁煙の厳しいタイミングは3日目と1か月目と考えている。禁断症状が出始めたときには、正直意味不明なことを口走ることになる。いや~本当にきついから、ちょっと吸ってもいいかなとか、これだけ頑張ったんだから、今日のところは1本だけ吸ってもいいかなとか意味の分からない屁理屈を述べるようになる。自分でも違和感に気づいているが、これが止められない。煙草が脳を操っているのがわかる。何かと屁理屈を並び立て、煙草を吸おうとする。

 

事前に嫁さんと話していたことは、僕が何をいってもいうことを聞かないこと、そしてたばこは隠すまたは廃棄すること、1本吸うたびに1万円払わせることだ。たいした抑止力にはならないが、意識の片隅にこれがあるだけでも若干躊躇する。躊躇するだけでいい。たばこはあくまでも脳としては正常に機能しているので、多少ひるむだけでも効果がある。しかし、これだけではたいした効果は得られない。禁煙補助剤が必要になる。

 

僕は現在ニコレットを噛んでいる。ひるんだ瞬間にニコレットを噛む。禁断症状が出ているときは明らかに煙草を欲している。我慢してはいけない。我慢して煙草をちょっとでも吸ったら最後だ。電子たばこや加熱式たばこで弱くしてからという声もあるだろうが、これはあまり効果があるとは僕は思っていない。自然と辞められる人もいるだろうが、正直吸っていると本物が吸いたくなり、隠れて吸うようになる。疑似体験でもだめだ。吸うという行為から離れた方がいい。これだけ徹底してもやめられないかもしれない。それだけニコチンの依存症は非常に強い。ずっと悩んではいたがやめられずに来た。

 

僕が煙草をやめるきっかけとなったのは、子供の誕生だ。子供が生まれてから、まずは分煙するようになった。身体にニコチンやたばこの吸い殻がついていたり、副流煙が髪の毛や口の中に残る。それが子供の体内に取り入れられると喘息の原因になったり、下手をすると死に至る。そのことが決め手となり、やめることを決意した。とはいっても頑張ってやめるぞっていうようにはしなかった。失敗してもいいやくらいの軽いノリで、まさに冷やし中華と同じノリでやめることにした。決断のような不連続性を生むと、それだけでストレスになり煙草を欲するようになる。決意は邪魔だ。気負いはストレスを生む。軽いノリで固い意志と仕組みでやめるしかない。

 

禁煙をするための整備をしてほしい

コロナ下の影響で、実は禁煙外来が全国的に停止している。コロナの薬などを製造するために、禁煙のための試薬の製造がされていないようだ。僕が確認している禁煙補助剤はウェルシアなどで購入することが出来た。確認できているのはニコチンパッチ【薬剤師の処方が必要第1類医薬品】とニコレットのようなニコチンガム【第2類医薬品】である。

 

禁煙外来は必要だ。僕の知り合いでやめた人は、やはり自分の意志と市販の禁煙グッズでは限界があると言われた。それがどれだけ効果があるのかはわからないが、麻薬の依存症と同じくらい厳しいと理解している医師が考えた治療法である。その方法を試さずに、禁煙を達成することは非常に困難だ。現状かなり厳しい戦いを余儀なくされている

 

そのため僕の主張としては、たばこ税を一般財源として利用しているのだから、その一般財源の中で禁煙外来に費用を割いてほしいということだ。喫煙者の重症化リスクも高いと伺っており、可能な限り早く禁煙したい。なんとかならないものだろうか。

 

 

 

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。