シン・春夏冬広場

楽しいことになんでもやっていこうっておもってますぜ。

オリオン通り

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宇都宮の駅に降り立ち、改札を出る。宇都宮の改札を出ると正面に土産物を扱っている店舗が見える。奥に進むと餃子などを提供する店があり、更に奥にはトナリエという店舗が見て取れる。そちらに気を取られながら、駅をあとにする。階段を降り、バスのロータリーが目に入る。駅ナカの店舗が並んでおり、目の毒だ。

 

交番の前を通り、行列のたえないちょっと餃子に後ろ髪を惹かれながら、チサンホテルの方面に歩みを進めていく。路地裏は秘密の遊技場が広がっている。大通りを目指しながら、あたりを見渡すと、銅像が目に入ってくる。ロータリーの2階にあるようだ。餃子像がその近くにある。大谷石でできた石像で、ミロのヴィーナスの格好をしていると思われる。思われると書いたのは、風雨により像が劣化しているのと、餃子がすっぱだかでポーズをとるという斬新さを信じたくない自分がいるためだ。

 

大通りを抜けて、宮の橋に差し掛かる。夏場には灯籠流しを行うような場所で、橋は真新しいが、宇都宮の文化を感じさせる場所だ。ふくべ灯籠流しといい、栃木の下野市のほうで取れるかんぴょうを灯籠に見立て、川に流す催しだ。宇都宮の空襲を追悼するものだと言われている。

 

宮の橋を渡りきると老舗の旅館や干瓢の店が出てくる。干瓢の店はひょうたんなども取り扱っており、そういった植物を乾燥させた置物を取り扱っているようだ。こうしたその地域の文化を感じることができるので、歩く速さで散策するのは楽しい。対岸には怪しい干物やがあり、やもりの黒焼きなどが売られている。

 

大通りをひたすら真っすぐ進んでいくと、手前にも、対岸にも様々な飲み屋が広がってくる。最近は特に飲食店が増えてきた。飲食店が増えると、それだけ街として活気が出てきているように見えるから不思議だ。

 

インド料理の店を超えると目の前にホテルニューイタヤが見えてくる。宇都宮では式典を行えるようなホテルがあまり多くない。ビジネスホテル自体は非常に多いのだが、会場が狭く、大人数で行うような宴会はできないところが多い。数少ない宴会ができるホテルとして、ニューイタヤは重宝している。

 

ホテルをすぎると少しずつ背の高いビルが増えてくる。一説によると、宇都宮はかつて機関車が通っていた影響で、街と駅との距離が遠くなってしまったと伺ったことがある。どこまで信憑性のある話なのかわからないが、実際JR宇都宮駅と繁華街までの距離は遠い。

 

ガラス張りの洒落たマンションの下を通る。このマンションの1階は店舗になっており、和菓子で有名な高林堂が入っている。宮のかりまんがうまい。駅ナカにもはいっているので、ここまで歩いて、和菓子を買うことは稀だろう。

 

さて、オリオン通りがどこからはじまっているのかということになるのだが、個人的にはこのマンションで左に曲がり、はじめの路地からオリオン通りに向かったほうがいい。対岸には筑波銀行が見える路地を進んでいく。通りの名前は日野町通りだ。ここからレンガによって道が舗装されており、オリオン通りへと続く個性的な店舗が増えてくる。

 

しばらく進んでいくとオリオン通りのアーケードが見えてくる。その近くのオリックスレンタカーの更に奥に、シャンベルタンというシュークリームの専門店がある。ここのシュークリームは非常に美味しい。若干高めだが、店の雰囲気は非常に瀟洒で、こじんまりとしており、老舗の雰囲気が漂っている。

 

オリオン通りのアーケードに進んでいくと今度は右手側に飲み屋横丁が見えてくる。この場所は非常にこじんまりとしているのだが、ほぼすべての店が開店と同時にすぐ満員になるくらい人気の店舗が多い。味が大変旨い店が多く、この中から、未来の大きな店舗が生まれてくるに違いない。

 

アーケード手前の右手側には二荒山神社が見える。参道のそばにオリオン通りは位置している。そのあたりにはパルコもあったのだが、撤退してしまった。宇都宮市民にとっては大事件だったようで、大騒ぎだった。

 

オリオン通りのアーケードをすぎるといきなりのパチンコ屋、そして怪しい外国の洋服店があるが、ちょっとだけ目をつぶって通り過ぎよう。怖いことはない。

 

オリオン通りを暫く進むとイタリアントマトが見えてくる。この店舗の左手奥に炭やというホルモン店があり、非常に美味しい。またクリスマスなどは小さな広場があるのだが、出し物を行っていることがある。

 

オリオン通りをしばらく進むと自遊空間が見えてくる。東京などではあまり珍しくない漫画喫茶であるが、オリオン通りにできたのはここ数年の出来事だ。飲んで終電を逃した栃木に住む若者たちはどこで夜を明かしていたのだろうか。マクドナルドなのだろうかとどこの誰とも知らない他人を心配してみる。

 

右手奥にはメガドン・キホーテがあり、手前にはアニメグッズが揃ったビルが立っている。フレッシュネスバーガーが目印だ。このビルにはよく通っており、6階に模型店があるのだが、オルゴナイトを制作したときに、こちらの店舗で材料を調達した。

 

アニメのビルをすぎるとまた飲み屋がちらほら顔を出してくる。ブログでも紹介したタコとハイボール。そしてまだ紹介していないが、焼き鳥屋かんちゃんがある。かんちゃんは非常にうまい店舗なので、ぜひ機会があったら紹介したいところだ。

 

さらに奥に進んでいくとやきそば山内家、カレーショップフジが見えてくる。どちらも老舗の店舗で、カレーショップフジはまだ伺ったことがないので、今後の楽しみだ。非常に混雑しているので、タイミングを見図らっている。

 

宇都宮にはかつて109があった。その跡地が広場になっている。よくこの広場で出し物をやっており、このあたりは非常ににぎやかだ。広場のそばに安藤というやきそばやがあり、その対岸にはヒカリ座という映画館がある。古い映画を放映している映画館だ。

 

奥へと進んでいくと下野新聞のカフェが見えてくる。そしてその隣には宮ラジというラジオ放送局が出てくる。こういった街の中に色々な情報インフラがあるとなんだか不思議な気持ちになってくる。NHK放送局も少し離れた場所に位置している。

 

アーケードを抜けると東武デパートがあり、元気寿司が出迎えてくれる。元気寿司は宇都宮に本社がある回転寿司のチェーン店だ。宇都宮には回転寿司が非常に多い。これでオリオン通りは終わりである。

 

更に奥にはユニオン通りという場所があり、東武と対岸には泡街、その更に奥には泉町という大人の歓楽街が広がっている。ただ通りを拾っていくとこういった表現になる。今度はもう少しかいつまんで描いてみたい。

 

 

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。