シン・春夏冬広場

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【子育てマンガ】赤ちゃん魔神の目覚め 生後3ヶ月ごろ

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家で仕事をしていたり、家事や休憩していたりすると、それまで寝ていたはずの赤ちゃんがかまってもらえないことを怒るようになってきた。だいたい3か月くらいからだったろうか。それでも初めのうちはほえほえいうだけで、たいしたことにならないことが多い。第一段階のファーストブリットが始まったに過ぎない。そのため、これから始まるのか、それとも収まるのか。どきどきしながら、その動向を見守ることがある。

 

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しかしながら、そのほえほえから、う~んにゃ、う~んにゃという鳴き声に変わっていく。だんだんと激しさを増しているのである。ボリュームもだんだん大きくなり、その時の戦闘力は、孫悟天に匹敵するようになる。すぐにかまうことが出来ればいい。富士山のような口をした梅干し顔を眺めて、よしよし良い子だ良い子だとかまってあげればいいだけで済む。涙をいっぱいためながら、それでもにこやかに過ごすことが出来る。それだけで済む場合には、ほっと一息入れて、しばし泣き止むまであやせばいい。ご飯なら、ミルクをあげるが、大抵かまってくれとなくことが多くなった。少しずつ人らしくなる息子にしみじみする。すっごいな。自分の欲望を伝えられるようになったのか、息子よ。これがセカンドブリットの段階だ。

 

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ラストブリットまで装填されると、手遅れである。世のすべてを叫び声だけで破壊する破壊神がごとき音程で、耳をつんざくような鳴き声に変わる。こうなってしまうと手に負えなくなる。ここまでくると、彼の願いを聞き届けないと、まったく泣き止まない。ミルクをあげてもだめ、あやしてもだめというだめだめ尽くしの時が最近は増えてきた。僕の耳元で、破壊の限りを尽くしながら、彼の不満を解消する日々。さすがにこの状態ではご飯を作ることが出来ない。嫁さんと一緒に彼のご機嫌を取りながら、彼が望んでいることを従順にやる召使がごときである。ばかな。なぜ幸せを感じるのか理解できない。

 

いま思い出してみても、楽しい日々だな。これからも、いっぱいいろんなトラブルを彼は僕に提供してくるんだろう。そのたびに僕は少しずつ親になっていく。いま思えば、僕の親もこんな風にいろんなことをしてくれていたのかと思うと、今になってようやく親のありがたみというのが、身に染みてくるから不思議だ。わがままばかりでごめんよ父ちゃん、母ちゃん。いま息子に同じことをされてるよ。あはは。

 

 

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。