栃木県の有名な伝説は玉藻の前の殺生石です。そして栃木の英雄としては、弓の名手であった那須与一が有名です。それら2つにゆかりのある地になります。
那須与一は源平合戦のおり、船の上の扇を弓矢で撃ち抜いたと言われる弓の名手です。歴史の授業の折に必ずと行っていいほど説明を受けるような英雄です。この那須与一が合戦の前に戦勝祈願をした地が温泉神社になります。
玉藻の前は伝説の狐の妖怪です。白面金毛九尾の狐というのが正式名称です。ナルトや犬夜叉などにも登場するような有名な大妖怪で、かつていたとされています。酒呑童子、茨木童子と並び立てられるほどの大妖怪です。その玉藻の前が退治されたおりに、いくつかの石に別れ、殺生石となったとされています。
温泉神社
温泉神社は那須町の山の頂上付近に位置します。巨大な門が見えてきます。周りには温泉神社の名前の通り、鹿の湯というのがあります。そして足湯などもあります。この周辺には温泉街があり、ホテルもいっぱいあります。
温泉神社の通りは非常に厳かな雰囲気を感じるとおりです。これからゆっくりと境内に入っていく雰囲気を感じさせます。残念ながら、結婚式が上げられていて、社の写真をとることができませんでした。稲荷神社と社の2つがあります。非常にきれいな建物なので、ぜひ訪れてみてください。
○御朱印
こちらでいただける御朱印は2種類です。1つは九尾稲荷神社の御朱印、もう一つは温泉神社の御朱印です。九尾稲荷神社の御朱印は白面金毛九尾の狐が描かれており、非常にかっこよいです。
殺生石
殺生石は温泉神社からルートに入ることができますが、せっかくなので下から上がっていきました。殺生石までのルートは700mほどだと思います。あまり勾配がきつくないので、お散歩気分です。ところどころ硫黄の香りが漂っており、草木が生えていない場所がちらほらあります。
ある種異様な光景に見えます。少し恐ろしいです。歩いているとお地蔵さんが無数に並んでいる場所に出ます。ビクッとします。何に向かってお祈りをしているのかわかりませんが、皆一様に同じ方向を向いています。
殺生石はしめ縄が巻かれている岩になります。山頂付近にもそれっぽい岩がありますが、ダミーです。しめ縄がついている雑然とならんだ石が殺生石です。変えちゃえばいいのに。
周辺グルメ&観光スポット
周辺にはオルガンの博物館など西洋をモチーフにした博物館や観光スポットがあり、非常に綺麗です。中にはステンドグラスなども飾られており、コッツウォルズのような雰囲気を感じさせます。
パイプオルガンの生演奏を聞くことができます。定期的に開催されており、お立ち寄りの際にはぜひ訪れてみてください。
○ジョイア・ミーア
宿泊したホテルのフロントで伺った名店ジョイア・ミーアに伺いました。まったく予約が取れないそうです。あまり広くは知られていませんが、フリーで訪れたら入れません。必ず予約をとることをお勧めします。
グラタンとピザを頂いたのですが、抜群に美味いです。はっきりいってデリバリーで食べたくなくなるほど美味いです。ピザは石窯で焼かれており、カリッと香ばしく濃厚なソースが絶品です。しかも値段が2000円台と良心的で、予約が取れないほどの名店であることがわかります。
ワンポイントアドバイス
殺生石の上に登山道があり、恋人たちの聖地とされる丘があると書かれています。その言葉に惑わされ罪なき子羊たちがどんどん登っていきます。私もそのカップルの1つでした。しかしながらお待ち下さい。これは罠です。登ってはいけません。距離が非常に短く看板に表示されています。1km程度で着きそうな距離が書かれています。これは平面的な距離だと考えます。高さ方向の距離が含まれていません。登っても登っても頂上に着きません。その上、車で行けそうな道があります。引き返して車で登ってください。全然たどり着けません。死にそうになります。死にました。
行き方
○公共交通機関
宇都宮駅から向かう場合は那須塩原駅まで向かい、那須塩原駅から黒磯駅、那須ロープウェイで温泉神社まで向かいます。時間にしておおよそ2時間ほどの距離になりますが、電車の時間に注意してください。那須塩原駅まで向かう電車の本数はあまりなく、事前にチェックしておいたほうがいいです。
○自動車
自動車で向かう場合はかなりの坂道と渋滞に注意してください。紅葉シーズンは非常に込み合いますし、裏道などない一本道になります。避けて通ることができないため、伺う時期を考慮したほうがいいです。特に冬には雪が降る地域になりますので、防寒対策はしっかりしたほうがいいです。国道293号線、400号線を通ればすぐに着きます。時間にしておおよそ1時間30分ほどの距離になります。
まった今度をおっ楽しみに～。ばぁい。
