ハロウィンがあったこともあり、突然挑戦したいと思ったんです。ものづくりがやりたくなっていました。お菓子の家をつくってみようと思ったんです。
材料

気持ちがはやって、大量に購入してしまいました。こだわったのは四角くてベースとなる組みやすい形状がある材料を選びました。結論から言うと全く役に立たなかったんです。
アスパラガスはこのときたまたま屋根の骨組みぐらいに利用しようと考えていたんです。結果この選択が功を奏しました。
デコペンホワイトは接着剤として利用しようと考えたんです。これがそもそもの勘違いでした。アイシングを購入したつもりになっていたんです。
もう1点がビスコを購入した点も良かったです。本来は色違いのビスコでレンガ状に組んでかわいい家造りを目指していました。中のクリームが大活躍しました。
トライアンドエラー 制作の様子

はじめに屋根や外壁に利用するために、ビスコのクリームを抜き、分けていきます。クリームはなにかに使えると考えるので、皿にとっておきます。

地道な作業の果に2箱分のビスコを分けることができました。チョコレート味が若干緩めですね。粘着性があるので、何かの役に立ちそうです。ここで大問題が発生しました。
お気づきのように、デコペンホワイトがチョコレートだったことが発覚しました。全く接着できない代物だったことに、初めて気が付きました。しかしながら、これから方向転換は非常に厳しい状況です。ビスコのクリームを利用する手を考えました。ただ、ビスコのクリームだとビスコ同士を接着するのは難しかったです。そこで急遽アスパラガスをログハウス状に組んでみることにしました。

一段目は特に大きな問題はありませんでした。どちらかというと、形がいびつに歪むようだったので、慎重に組み上げることにします。

順番に組み上げていきます。なかなか接着が難しい状態でしたが、端と間の4点を繋げることで安定しました。

段数を積み上げていくと、歪みがひどくなってきます。固定が非常に難しく、ゆるいためどんどん自重で崩れそうになります。そこで背面をビスコをつけることで、補強しました。これが幸をそうして、うまく固定できました。

次に屋根を組んでいきます。ここでもビスコが大活躍しました。屋根を支える土台にしようと考えました。背面を補強した場合と同じ要領で、つなげていきます。その上にアスパラガスの橋を渡します。屋根となるアスパラガスは壁と陵の部分にクリームを付け、固定しました。自重で落ちないようにする対策です。これも意外とうまくいきました。

最終的には全部の屋根をつけることができ、なんとか形になりました。しかしながら、自重でどんどん崩れそうになります。ちょっとでも触るとぽろっと落ちるような状態でした。ひとまずこれ以上手を付けるのは諦め、扉をつけて終了という形にしました。大変だったけどかなり楽しかったです。
完成と課題

なんとか完成しました。形は少し歪んでしまいましたが、なんとか家の形状をしています。ログハウスというにはおこがましいですが、それでも目的を達成すると嬉しいです。あたりが甘い匂いでいっぱいですので、きれいにするのが大変です。後ほど美味しくいただきました。
みなさんもぜひ試してみてください。意外と楽しかったです。初めてトライしてみて、学ぶことが大変多かったです。課題をまとめておきます。
○課題は接着
今回明らかに課題が接着であることがわかりました。クリームを利用した場合、まず固定が非常に大変です。組んだ先から崩れたりします。自重にも耐えられません。安定性を保つための工夫が非常に困難です。そのため固定して、接着する方法を検討する必要があります。
- 融点を利用した接着剤(ろう付、半田)・・・チョコレート、飴:融点を保つもが大変
- 光を利用した接着剤(UVレジン)・・・対応食材なし
- 酸化・水和を利用した接着剤(セメダイン)・・・対応食材なし
- 水分が抜けることによる硬化(のり)・・・アイシング:販売なし自作
各問題点に対して、次回はアイシングを選択することにします。そもそもアイシングで固定しようと考えていたこともあります。チョコレートの場合は扱いが非常に難しそうです。カカオバターなどの分離や温度によって溶けてしまう可能性があります。菓子職人がチョコレートで家を作るのをよく見ますが、彼らはチョコのプロです。光沢を出したりチョコレート同士を接着したりは問題ないと思いますが、難しいと考えます。飴は温度管理が大変ですし、シュクルという技法ができないときれいに作れません。
次回もトライしてみようと思っています。可能な限り失敗をしていきたいと思います。そのため、アイシングは自作してみます。失敗して初めて問題点がどこにあるのか浮き彫りにしたいです。
まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。