シン・春夏冬広場

楽しいことになんでもやっていこうっておもってますぜ。

子育てって男性がどれだけ頑張るかだよね

いま絶賛子育て中です。子育てに全集中するためにブログとかも一時休戦協定を結びました。最近男性の育児休暇を促す動きが活発になってるけど、子育てって本当男性がどれだけ頑張れるかにかかってる気がする。

 

それってさ、オムツ変えるだとか、服着替えさせるとか、風呂入れるとかじゃない感じ。僕なんて空気読めないアホな子だから、嫁さんが弱り切ってもオロオロするだけで、何していいかわからなかった。

 

周りの人からのアドバイスを受けて、ようやく動き出せた。新米パパだもんで、本当手探り。色々怖いし、ビビっちゃう。でもビビってばっかだとどんどん過労気味の嫁さんは弱っていく一方なんだよね。

 

ちょっと話はそれるけど、僕は息子からよく知らないおじさんくらいにしか思われてないんじゃないかって感じるときがある。そのくらい嫁さんに対する活発さと、父親に対する活発さには差があるんだよね。子供はむちゃくちゃ空気を読んでる。言葉はわからないけど、雰囲気を読むのに凄い敏感。だから自分を守ってくれる相手はわかるし、自分を大切にしてくれる人を本能で感じてるんだろうねきっと。

 

僕の息子はまだ歩かない。最近わかったのは、これって僕のせいだった。必ずしも男性の役割とは言わないけど、どうしたって力のない女性には、息子を抱き抱えながら、歩かせる練習をしたり、散歩をさせるって無理なことだった。少なくとも僕のうちはそうだった。2週間くらい前からかな。嫁さんの知り合いの人に、嫁さんが休むために息子を外に連れ出してやらなきゃ行けないんだって言われた。僕は素直にそれを聞き入れた。それくらいどうすれば、過労気味の嫁さんを休ませてあげられるんだろうって悩んでた。

 

息子をおっきな公園に連れてった。お出かけセットを聞いて午前中に向かう。チャイルドシートに子供を乗せて車で走りだす。息子が不安そうに無口に口をもごもごさせて、僕も不安そうに車を運転する。無理矢理明るく息子をあやす。公園について、ベビーカーに載せて靴を履かせてやる。しばらくしてから、芝生の場所にベビーカーを押して行き、息子を抱き上げる。ゆっくり両手を引きながら、彼の好きな方向に歩かせてやる。はじめはおそるおそる歩いていたけど、次第に大きな声をあげながら、たたたたた〜って叫びながら力強く父の手をひき歩いていた。この日は何ごともなく過ぎていった。無事家について、帰りに息子はぐっすり寝ていた。運動も足りてなかったなごめんねって思った。

 

先週は嫁さんも連れて近所の公園に向かった。また彼を芝生の場所まで連れて行って手を引きながら歩かせた。彼はまたきゃーって奇声をあげながら、楽しそうに歩いていた。この日はこれだけで終わらなかった。息子はどんどん父の手を引いてどんどん歩く。レンガの道にまで歩いて行き、途中座って芝生をいじってまた立ち上がる。たたたたーって叫びながら楽しそうにぐんぐん歩く。これはしまったな〜ってそのとき気づいた。彼が歩く気がなかったんじゃなくって歩く楽しさを気づかせてやる必要があったんだと気付いた。これはうちの家族の中では僕にしか出来ないことだったなって後悔した。

 

今朝のことだ。彼は先週と同じようにぐんぐん歩く。嫁さんがいなかったから、中腰になって息子の手を引き、ベビーカーをおしながら歩いていた。彼は公園から家までつまづきながらも歩いていた。凄いぐんぐん成長していた。まだ父の支えが必要だけど、どんどん歩けるようになる。本当に楽しいんだろう。きゃーって奇声をあげて本当に楽しそうに歩く。僕は汗だくだけど。

 

先週くらいからかれはよくしゃべるようになった。ものすごくご機嫌。何を言ってるのかわからないんだけど、僕の方をにっこりしながら、たたたたーって言ってニコニコしている。風呂でもごにょごにょいいながら、楽しそうに過ごしてくれていた。

 

ついさっきのことなんだけど、彼は支えもなく立ち尽くしていた。よたよたしているけど、しっかり立っていた。得意満面の顔。どうだいすごかろうって顔をしてニヤリとしている。嫁さんにすごいよって叫んで呼び、彼の勇姿を見せる。ますます満面の顔。思わず抱き上げてすごいねすごいねって抱っこしたら、むちゃくちゃ不機嫌になっていた。彼はこの後歩こうとしていたのかもしれない。僕は一連のことで罪悪感を感じた。僕がもっともっと積極的なら、彼はもっと早くに歩けたのかもしれない。僕がもっともっと子育てに積極的なら、嫁さんはもっと楽できたのかもしれない。

 

世の男性に伝えたいのは、育児休暇を取る取らないは関係ない。取れるならとったほうがいい。生まれて最初はかなり大変だ。だけど、育児休暇は有限だ。きっかけに過ぎない。どれだけ積極的に子育てに参加できるかだと思う。自分の時間ではなくって、彼、彼女の人生のはじめのページを豊かにするにはどれだけ男性が育児に貢献するかってことは非常に重要だ。嫁さんの不安は尽きない。その不安を大丈夫って思わせるのは父親にしかできないんだと思う。