シン・春夏冬広場

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本当の問題点はその人の立場に立って見ないとわからない

子育ての問題点は男性には理解しにくい。それは単純に嫁さんに比べて、夫である男性側が子育てに参加する時間が短いことで起こる。子育ての問題は様々あるが、問題点に対する課題を解決するのは第三者の視点が必要になる【往々にして担当者というのは、細かい問題点には目がいくが俯瞰的に全体像を見た本当の課題に対する解決策を導くには適した立場とはいい辛い】。しかし、その第三者視点を男性が提供するには女性の立場を理解していないし、子供の状態を理解できるほど子育てに参加できていないことが多い。話あえば良いだけでは?という意見は子育てをしたことがない可能性が高い。ほとんど子供の世話で疲弊し、話し合う時間をなかなか取れない。ケアはさらに難しい状態だ。第三者視点を最も正確に提供できるのは嫁さん側の母親だろう。子育てを経験し、現代とは違うものの過去に生じたときの対処法を提供できる。問題点をきちんと理解して家にほとんどいない夫より、役に立つことは容易に理解できる。

 

男性が子育てに参加しなくていいということではない。そういった問題が発生し続けている場合、女性からの評価は下落の一途をたどってナイアガラ状態だ。子育てに積極的に参加し、何が問題であるのかを根本から見つめなおす必要がある。女性側にも余裕が生まれ、一緒になって子育ての問題点を解決することができるだろう。

 

世の中を見てみると、本当の問題点を理解していない場合が多い。評論家が多すぎ、後出しじゃんけんで対策の是非は問うが、先見の明がある解決策を提供する場合は少ない。問題が理解できていないから、まったく見当違いの意見を述べている場合が多い。問題を理解している人物は当事者と解決にあたっている担当者だ。その2つの立場の意見を聞かずして、問題の全容を把握することは不可能に近い。しかし、当事者と担当者の目は細かいところにはいきわたるが、問題を解決する視点に目が向いている場合は少ないし、解決する方法を理解していたとしても、その手段を手にしていない場合が多い。そう考えている。

 

この考え方に行き着いたのは、すしざんまいはソマリアの海賊を消滅させたのかという記事を読んだからだ。これまですしざんまいがソマリアの海賊をあっという間に消滅させたと思い込んでしまったし、素晴らしいとさえ考えていたが、実際問題を解決にあたっている担当者の記事を読む限りではそのような事実はないとのことだった。

 

問題点を解決するには、問題を抱える当事者【この場合海賊】、問題を解決しようと模索している担当者【記事作成者であったり、ソマリア政府】、そして支援する第3者が必要だ。この場合支援の方法としては取り締まりの強化や、技術支援、経済支援にあたる。問題点というのはやはりその当事者に実際になってみないと事実かどうかも含め理解できない。他人から提供された情報のみで理解しようとすると割を食う。今回のソマリアの海賊はその例だろう。完全にミスリードした。

 

note.com

 

問題を理解するには当事者になるしかない。そして当事者になるには問題を理解できるように、その場所に飛び込まなくてはならない。それはその問題を考える時間を増やすだけではない。実際にその問題を解く必要がある。想像したり、妄想するのではなくて、問題を解決する手伝いをするということだ。実際に手を汚して当事者になる。その人の立場になって初めて問題の事実と問題の解決策の模索ができる。解決方法に最適な解は存在する。存在するだろうが、正解があるわけではないため、対策と効果検証を回していく必要がある。やりながら効果をはかっていくしかない。まずはその人の立場に立つことこそが大切だ。

 

またね!

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