立派なキノコをたくさん見つけた。息子と公園を散策しているときに見つけたものだ。この立派に開いた傘を見たとき、これって結構面白いよねってそう思った。小人の世界では、よくお菓子やキノコといったものが巨大に描かれており、そうした世界に面白さを覚えたものだ。何か絵が描けないものだろうかと思案した。
前回はトトロの絵をかいてみたのだが、これはこれで面白かった。猫バスを待つメイとトトロの構図をまねて描いたものだ。合成ではあるが、なかなかうまくいった。リアルの中にちょっとしたファンタジーというスパイスはなかなか面白く機能していたし、楽しめた。味を占めた僕はもう1つキノコを見たときに思い描いたイメージを実現したいと考えた。
下書きの線画を描いていく。この状態ですでにお気づきだろう。高架下ならぬ、キノコ下の屋台だ。初めに浮かんだイメージがこの構図だった。この構図で描けたら何か面白いものが作れるだろう。そんな予感がしていた。ただ、結構パーツが多い。描き切れていない部分は多いが、ひとまず休日をつぶしすぎない程度に作れる範囲に収めていきたい。遊んでばかりはいられないからね。耳が痛い。
続けて色を付けていく。ここまで来たら、正直筆で塗るより、塗りつぶしで行けばよかったと若干後悔した。塗りむらも防げるし、なにより塗った感がむっちゃでてしまった。まぁ作ったからこそ分かった話なので、次回は活かしていきたい。なかなか味わいが出ている。もっと細部までやっぱり描きたかったな。
最終的にできた絵が上になる。もう少しキノコの写真が明るかったらよかったのだが、結構こうしてみると絵の明るさとキノコの暗さの感じの違いに違和感があるが、でも一番初めに描きたかったものが描けた。塗りむらがやっぱり目立つし、皿なんて一部濡れてない部分があるが、ご愛嬌だろう。また次回もリアルとフィクションの間を描けていけたら楽しいなとそう思っているし、期待している。自分に。
またね!