あらすじ
常節中学校の教員である甘利田は、学校給食が好き。彼は非常に真面目そうで、堅い印象を持つ教師だ。ルールを厳格に守り、説明できないことを極端に嫌う性格である。彼のライバルは神野ゴウ。生徒である。神野は給食を食べるときに、様々な工夫をこらし、おいしく給食を食べることに真剣だ。
ある時生徒会選挙が始まる。神野は1年生ながら、生徒会長に立候補する。彼の公約は、学校給食のメニューに生徒の意見が反映されるようにするということだった。しかし、時を同じくして教育委員会の方で、半年後に学校給食が廃止になるとの宣言があり・・・。学校給食をこよなく愛する2人の、年の差を超えた友情が見られる青春映画
キャスト
甘利田 幸男:市原隼人
神野 ゴウ:佐藤大志
御園 ひとみ:武田玲奈
監督・脚本:綾部真弥
企画・脚本:永森裕二
プロデューサー:岩淵規
制作プロダクション:メディアンド
配給:AMGエンタテインメント、イオンエンターテイメント
製作:「おいしい給食」製作委員会
映画に込められたメッセージ
リアルタイムで見たかった映画だ。ドラマも放送していたようだ。仕事をするっていうのは、こういったものに触れる機会が奪われることだなって痛感した。残念でならない。こうしたものは興味があっても、目に触れなければ、また周りが興味を示さなければ知ることができない。続けていても良かったのではないかと感じたが。
内容は非常にわかりやすかったが、奥が深いテーマだった。学校給食が好きでたまらない教師甘利田。彼がどれだけ学校給食が好きなのか、まわりにモロバレらしい。ということは、演技かと持っていたが、学校校歌が流れたときの甘利田の気持ち悪いくらい切れのある動きや、楽しんで食べている様子は周りにモロバレだったのだろう。
そしてそんな先生を慕う神野。彼の様子を見ると、僕の妻を思い出す。彼の食べ方は、配膳の1食を可能な限り最大限美味しく食べてやるんだぞっていう意気込みを感じる。僕の妻も量が食べられないので、1食を余すことなく美味しく食べられるように、様々な工夫を凝らしながら食べているのを思い出した。また気軽に外食に一緒に行けるようになればと思う。
閑話休題。教育委員会の決定で、給食がなくなることが明らかになる。神野の公約は学校給食のメニューに生徒の意見を反映できるようにするということだった。彼はそれを演説の中で、訴えようとしたまさにその矢先に出鼻をくじかれることになる。その内容は先生たちしか知らない内容だった。しかし、甘利田は彼にその事実を伝える。演説で、その事実をいってはいけないといったのにも関わらず、神野は学校給食が廃止になり、演説できなくなったことを公開してしまう。
しかし、甘利田がとった行動は、彼を攻めるのではなく、彼を連れていき放送室を占拠し、彼の思いの丈を話させることだった。フィクションだからできるというのはあるが、彼の話はなかなかくるものがあった。彼は学校給食が好きだ。しかし、その好きだということを今まで考えたこともなかった。だが、ある時気づいた。それはみんなで同じメニューの同じ飯を食うことが楽しかったから、好きだったんだと。大人が事情で何かを勝手に決め、子供は決められたことに対し、意見を出すことを止められるという構図は、現在の子どもたちに対する意見をどう受け止めるべきなのかということに対して、一石を投じているように思う。
結論を書いておこう。メッセージは学校給食が好きだ。学校給食は、楽しいということ。同じ釜の飯を食うということで、竹馬の友は育まれるということだ。そして大人が都合で決めたことに対し、子供は何も言うことができないのかということ。最後に、子供の食というのはどうあるべきかという3点だと考えている。
最後に
僕は給食のカレーがむちゃくちゃ好きだった。昔のことなので、よくおぼえていないのだが、小学校の途中から給食がなくなり、中学校では復活していた記憶だ。わずかな期間だったので、記憶にほとんど残っていない。多少記憶が曖昧なところがある。だが、小学校の給食は一時期なくなったと母から昔聞いた覚えがある。
学校給食では、早食いそしてその後の昼休憩中に遊び場を確保するという一連の流れがあった。また余ったものをおかわりして食べまくっていた。食べられない生徒の分は許可をもらって食べていたように思う。僕もそれぐらい給食が好きだった。給食は確かに家では食べたことがないものがよく出た。兄は小さい頃に給食のおばちゃんに、こんな美味しいものを食べたことがないありがとうって伝えたらしい。兄すこ。
僕が、どれくらい給食のカレーが好きだったかという話をしよう。高校は学食だった。カレーは給食のカレーだ。あの味のカレーだった。僕は学校がある日は昼食はカレー意外食べたことがない。たまにA定食とかB定食とかそばとか確かに浮気したことはあったが、それでもほぼ3年間毎日カレーを食べていた。
僕の妻はカレーを作るのがうまい。そして彼女の母のカレーは給食のカレーだ。彼女の家にお邪魔し、カレーを食べる時、僕は結構細心の注意を払って盛り付ける。食べすぎてなくなってしまわないようにするためだ。彼女の作ったカレーもむちゃくちゃうまいが、彼女の母のカレーはやばい。神。
そして見つけてはいけない店を発見したのであった。それは弁当やぽてと。僕は給食のカレーとなると見境がないので、発見して以来行ってない。怖い。自分が自分でなくなりそうで、怖いんだ。それくらい食べてしまう。胃がブラックホールのように、とてつもない量を大量に食べてしまう。カレー食べたい。
ぜひ皆さんも映画を鑑賞してみてください。
いや~映画って本当にいいもんですよね。
また今度をお楽しみに!! バイビー!