シン・春夏冬広場

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怒りの感情をコントロールするために実践しているたった1つのこと

友人や家族と過ごしているとき、そして会社で働いているとき、僕らは常に怒りから逃れることが出来ない。やれ最近太ったねだの、結婚しないのかといった余計なお世話だの、今日中にこれやっといてといったパワハラまがいの行為に対して、怒りが捧腹絶倒【ほうふくぜっとう】だろう。ひと口に怒りといっても、悲しみ、悔しさ、いら立ちなど様々な感情と共に起きるため、起点となる感情が複数あり、単純な1つの感情を抑えればよいとはならず、なかなかコントロールが難しい。

 

ただ、感情の赴くまま、怒りの赴くままに任せて発言すると、失敗することは目に見えている。そのときは確かに気持ちがいい。気持ちがいいのだが、一時の快楽に身を任せると手痛いしっぺ返しを食らう。相手を怒ったのにもかかわらず、失敗していたのは実は自分でしたとか、同じようなミスを犯して自分が怒った相手に慰められたら目も当てられない。穴をほじくりかえして、叫びだしたい。

 

一時の快楽と表現するとなんだか公序良俗に反している気がするが、気のせいではない。怒るという行為自体は公序良俗に反している。すけべな行為よりも質の悪いものである。しかしながら、本来腹を立てるべきところで怒らないと、あいつはいうことを何でも聞くやつだとなめられる。我慢しすぎると、相手に気を使いすぎて疲れてしまう。怒りの感情は毒を持って毒を制する部分もあり、使わないといけないこともある。怒りというのは、適切なタイミングで使い分けを行わないといけない感情である。やのつく職業のかたとかそうだよね。怒りと恐怖のバランスをうまく使えている。

 

怒りの感情をコントロールするのを難しいと述べてきた。それは、怒りという感情は複数の感情に絡まって発生するため、完全に抑え込んでコントロールするのがそもそも難しい点。そして、怒りという感情は相手に対して驚きをもって迎えられるものだから、タイミングを見計らって用いなければいけない点。その2点が必要であるため、怒りの感情をコントロールするというのは難しいということである。

 

怒りの感情をコントロールするにあたり、1つの対処法を紹介したい。怒りを覚えた際にまずは、言葉を発してはいけない。ひとまず唾をのみ込むようにごくりと飲み込む。大きく息を吐いてもいい。まず一拍おいて、現在感じている感情と自分の身体のタイミングをずらすことが大切だ。そうすることで、すぐさま怒りの行動に出ない。相手に何を言われていようと、けんかを売られているような状況でなければひとまず飲み込む。そして気持ちを落ち着かせながら、まず自分は何に対して腹を立てているのかということを考えるべきだ。すぐさま発作的に反応してしまうと、なぜあのとき自分は怒ってしまったのだろうということになったり、相手の思うつぼになってしまう。ひとまず冷静に怒りながら、自分が怒っている部分にフォーカスする。

 

冷静に考えてみたときに、例えば自分にとってどうでもよい、プライドをたいして傷つけないものに焦点が当たっていたり、どうでもよい感情にひっぱられてなんだか怒る雰囲気になっているだけなのだとしたら、その場合は怒ってはいけない。怒ることによって冷静さを失い、不必要な発言をしたり、不利になるような発言をしてしまう。まさにドツボにはまってとっぴんしゃん、ぬけたーらどんどこしょなのである。お猿さんのようになってはいけない。知性的なホモサピエンスであることを意識するウホ。ウホウホいってしまうと、動物園に連れていかれてしまうウホ。ドラミングをしたい気持ちをぐっと抑えるのである。

 

しかしながら、冷静に自分が大切にしている考え方、大切にしているポリシーなどに対して、ないがしろにするような場合や、否定されたらプライドが傷ついてしまう場合、その時は逆に怒らないといけない。怒らないといけないとは言っても、感情の赴くままに発言してはいけない。あくまでも恣意的行為であり、ドスを効かせることによって、相手に聞く耳を持たせ、そのうえでなぜ自分が怒っていて、何に対して怒りを覚えているのかを適切に伝えなければならない。いつもいつもぷりぷりしていると、その効果は半減する。普段怒らない人がひとたび怒り、そして冷静に盲点をついてくる様ほど肝が冷えることはない。静かギレが一番怖いのである。そしてそれは効果てきめんだったりする。時と場合によっては怒りを表明することは必要な行為なのだ。

 

まとめよう。怒りをコントロールするのは難しい。感情の赴くままに発言するとしっぺ返しを食らう一方で、きちんと怒っていることを表明しないと主張が通らないことがある。常に怒っているとその効果は半減するため、感情の赴くままに発言することは抑えるべきだろう。怒りのタイミングをごくりと飲み込むことで、遅らせることが出来る。気持ちを落ち着けて、自分が何に対して怒っているのかを分析する。不必要な怒りは自分も相手も傷つけかつ幸が薄いため直ちにやめるべきだ。だが、自分が大切にしている考え方やポリシーに関することはきちんと怒りを表明し、なぜ怒っているのかを相手に伝えるべきである。

 

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。