世の中には、自分磨きに余念がない方たちが一定数いるらしい。そうした意識高い人々を見るとうらやましく思う。正直仕事が忙しくなると、自分の1日のほとんどが仕事で埋め尽くされてしまう。そんな生活が嫌で、1日を取り戻そうと夜遅くまでゲームをしたり、漫画をよんだりしてしまう。
僕の1日のスケジュールとしては在宅勤務であれば、7時に起床し、朝食と身支度で8時くらいだ。それから9時くらいまで仕事したくないよぉって思いながら、だらだらと無駄な時間を過ごす。いよいよ始めないとまずいよねって机に座り、仕事を始める。それから12時ごろまで働く。昼休みは在宅だと飯づくりに半分消える。午後も仕事を開始して、終了するのは22時か23時だ。そこから晩御飯を食べ、風呂に入る。こんな感じで1日終わってしまうのは悔しいから、負債を取り戻すように無駄に2時くらいまで遊んですごす。最近起きられないので、子供が保育園に行きだしたら夜遊びは禁止だろう。
世の中自分を研さんするように言われているが、正直忙しすぎて自己啓発をしている暇がない。新しい分野の勉強だってしたいし、英語の勉強だってしたい。本だっていろいろ読みたいけどほとんど1週間仕事で忙殺され、土日は家族サービスすると何も残らない。体調がバカみたいに悪くて土曜日が消えることもあるし、体調不良が平日に出ると有休を使ってしまうこともある。若いうちはこういうものだと思っていた。繁忙期と楽な時期があるに違いないと。現実には繁忙期しかなかった。
時間は作るものだとよく言われているが、作った時間で新しい資料を作ったり、根回しを行ったりなど正直くそどうでもいいことで、やりたい時間が無くなってしまう。こんな世の中に誰がしたのだと問われれば、自分が投票した人が結局作り出してしまった世の中ではあるので、責任の一端はある。ただ、あわよくば9時くらいから仕事を初めて、19時か20時には基本的には上がりたい。そのくらいの時間であれば、そこから遊びに行ったり、何かならいごとをしたり、新しいことを調べたりなど自分のために使える時間を作ることが出来る。
もっと世の中のことを知りたいし、新しいことに挑戦したい。そのためには時間が必要で、その時間を生み出すのは結局は企業の仕事だと思う。1つの仕事にとどまるのならよいのだが、部署移動をしたり、別の仕事を行った際に自分の手元に何も残っておらず、まったく役に立つことが出来なかった。そうした経験から、可能な限り万能で使い勝手の良いスキルというのは獲得すべきだし、研さんすべきだと考えている。だが、そういったものをやるには時間がどうしても必要だし、途中で放り出すと結局初めからになったりする。
日本の賃金をあげていきたいという試みがあるのであれば、まずやるべきは生活に時間のゆとりを作るべきだ。賃金をあげるべきだし、時間ももっと余裕を持たせるべきである。そうでないと結局忙殺され、イノベーションに使える時間など作り出せないと感じているのである。危機的状況なのである。DXは救世主にならない。DXでできた時間で金を生み出す既存の仕事を少人数にされるだけである。つまり今の働き方の考え方そのものを日本人がやめない限りは結局同じことの繰り返しで、キャッチアップというと聞こえはいいが、はっきりいって後塵を帰しているだけである。はぁばからしい。
まった今度をおっ楽しみに～。ばぁい。
