シン・春夏冬広場

楽しいことになんでもやっていこうっておもってますぜ。

会話による壁当てをしよう

会話は必ずしもキャッチボールを行う必要がない。相手に対して説明するそのことだけが、意味を持つ場合がある。自分の考えていること、自分の感じていることを相手に通じるように説明する。そのことが、自分の理解を助け、自分の中にある考えを整理する手助けになる。極端な話を言えば、相手が納得したりする必要性すらない。あくまでも自分のために行う行為になる。

 

僕はこの行為を『会話の壁当て』と呼んでいる。壁当てというのは、よくサッカーやテニスの選手が自分の蹴ったり、ラケットで打ったボールが壁に当たって、そのまま返ってきたボールをまた打ち返して、1人でラリーをする行為だ。1人でできるので、常に相手がいなくとも、自分のフォームや狙ったところへの正確性を確認することが出来る。

 

『会話の壁当て』は、相手を必要とする。相手を必要とするのだが、要領は壁当てと同じである。あくまでも自分の言葉のチョイスや考えていることの整理、そして説明することで、自分のなかのもやもやした部分に輪郭を与えていく行為である。相手が最後まで納得せずとも、理解せずとも問題はない。しかし、これが人形であってもよいのかというとそんなことはない。あくまでも相手の相槌や、反応を必要としており、時としては返してくれる言葉に意味がある。しかしながら、何かわからないことがあったり、考えあぐねていることがある場合には、相手を壁に見立てて、今自分が何に対して悩んでいて、何を考えようとしているのかを『会話の壁当て』をすることによって、あぶりだすことが出来る。

 

僕は何かに困ったときや、問題を整理したいときによくこの『会話の壁当て』を行う。壁当てをすることで、自分が何について悩んでいて、どうやって解決していくべきかの方向性を決めることが出来る。方向性が定まったら、こんどは輪郭を与えていく。もやもやした霧のような状態から少しずつ解かなければいけない問題へと変わっていく。解ける段階に近づいたら次はアクションだ。アクションをする段階になったら会話による壁当ては役目を終える。

 

アクションがいったん完了したら、また再度同じことを繰り返してもいいし、簡単であれば状況を整理するだけでいい。それだけのことなのであるが、『会話の壁当て』は僕にとっては強力に問題を解決するための手段になっている。

 

ぜひ試してみてください

 

 

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。