ちょっと古い本だと思うが、多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。を読んだ。ずいぶん時間がかかってしまった。相当売れていたので、ずっと気になっていたのだが、読めていなかった。いつかはずっといつかなんだなぁと内容を思い出しながら、レビューを行っている次第だ。
はっとさせられる簡潔な表現
本のタイトルの絵と文章が、もっともしっくりくる。きっとこの本の内容を代表する漫画だ。構成は4コマとエッセイが書かれている。考え方や見方によって人生はよくも悪くもなるから不思議だ。これまで気づかなかったことをさりげなく気づかせてくれるそんな内容だった。
内容を引用しすぎないように、少し紹介したい。1つはSNSを利用している中での話だ。漫画の方ではSNSを見ている猫とその猫と話している白猫が描かれている。白猫はいう。なんか透明人間みたいだね。だって目の前にいるのに、SNSばかり見ているから。最近は本当に現実世界の自分と、仮想世界の自分を区別できていない人が増えている。どちらも本当の自分かもしれないが、現実世界の自分は死んだらそれまで。なので、現実世界の人を大切にすることと、自転車をのっているときくらいは携帯をいじるのをやめないか。効率がいい生活を送ることが至上とされているようだが、はっきりいって事故が発生する確率はかなり高いし、事故が起きたら尋常じゃないくらい金と時間をロスする。どちらが効率がいいのかは、考えなくても猿でもわかる。
もう1つ紹介したい。白猫が無理な依頼を断って、なんでそんなに我慢したの、これまで何も言わずに受けてくれたのになぜ突然そんなことをいうのかというシーンがある。この内容にははっとさせられた。僕が嫁さんに言っていることとまるっきり同じだったからだ。これまでは我慢ができる範囲で、なんとかやってきたが、ずっとずっと言えなかったことをやっと今言えただけなんだとそう書かれていた。かなりの我慢と苦労をさせているのだろうな。可能な限り嫁さんが望んでいることを察知し、早く解消できるように、もっと相談しやすい雰囲気や話し方に注意しなければ。
最後に
カペタの漫画にも描かれているように、見方を変えると人というのは恐ろしく身軽になる。これは自分にも経験があることで、上司のかたの簡単なアドバイスなんだが、それでもまったくことなる視点からの俯瞰的な見方というのは気づきになる。自分でもがいて気づくこともあるが、他人から言われた率直な意見に気づかされることの方が多い。自分の視点だけが絶対だという思い込みを捨てることだ。捨てることで身軽になる。
この本が言いたいことはきっと他人は自分の発言にそこまで責任を持っていないし、SNS上の発言だってそこまで気にしてはいない。そのため気軽に身軽に生きていていいだよってことを伝えてくれているのだと思う。

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。