防災がマイブームだ。とはいえ今は知識を集めているところである。こういったものは自分が意識的に集めだしたときに思い切ってやり切ってしまう方がいい。そのうち防災として何か文章を残せていけたらと思う。
なぜこんなにも多くの種類が存在しているのかというと、日本の救助組織というのは以下のようになっている。
通常の救助活動は消防が担当し、海難救助は海上保安庁が、山岳救助は消防と警察が協力して担当している。大規模な災害や事故になるとこれに加えて陸海空自衛隊も投入される。
さらに海外で大規模災害発生し政府が被災国の要請を受けた場合に、消防・警察・海保の隊員によって国際緊急援助隊救助チームを編成し国際協力機構(JICA)の調整の下で被災国に派遣する体制となっている。この救助チームは最高レベルの救助能力を持つヘビー級に認定されている。
Wikipediaより引用
つまり日本の救助を行う部隊としては、消防隊、警察、自衛隊、海上保安庁があるということだ。そのためそれぞれのノウハウが独自に存在しており、さらに被災者の知識が入ってくるわけである。
本のレビュー
前置きが長くなったが、警視庁災害対策課の防災ブックとしては共通しているものと山岳系を行っているため、独自のものがある。独自のものの代表としては紐の結び方が自衛隊、被災者のものより詳しい。またアナログ時計を利用した太陽の位置と方角の出し方は、山岳を担当しているならではのものだろう。
防災と一見関係ないが、マスクが曇らないようにする方法は、実生活においても便利だ。ぜひとも参考にしたい。内容としては非常に簡単であるため本書を参考にしながら、ぜひとも実践してほしいところだ。
土嚢の作り方は共通してすべての本に載っている。基本的であると同時に、効果的であると考えられる。袋の中に土を詰めて、千鳥になるように積み上げるというのが一般的なようだ。また食品を買い足しながら、非常食を準備するローリングストック法も3冊読んだが共通している。災害に実際あった場合に困らないように、避難場所に関して調べておくことと、実際に足を運ぶことを勧めているところも共通しているので、重要な抑えるべき情報なのだろう。
被災した際にトランプ、手遊びなどの道具があまりなくとも飽きずに楽しむことが出来るようにという配慮は3冊とも書かれていた。それだけ気がめいってくるのと、時間は結構あるが、その時間を消費する手段が他にはないのだろう。子供がいる家庭はトランプを1ケース防災グッズに忍ばせておきたい。
最後に
自衛隊、被災者のかたの声と引き続き警視庁災害対策課の防災ヒントを読んだ。それぞれ共通して記載されている知識は非常に重要であるため、そうしたものは万全になるようにまとめていきたいと考えている。
またそれぞれの特徴に応じた例えば自衛隊であれば、広域の災害に対してそれぞれどういったことに注意しなければならないかといった広範囲の知識が役に立つ。また被災者の声を集めたものは、実際に被害にあった場合に使える保険やその申請方法、情報の残し方などが非常に役立つ。防災対策課のものに関しては、山岳知識、非常食の知識が他よりも豊富だ。同じものに焦点を当てているが、それぞれに良いところがあるため、同じような本でも出しているところが違うものを多読することをおすすめする。

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。