シン・春夏冬広場

楽しいことになんでもやっていこうっておもってますぜ。

威張り散らしている人は誰からも助けてもらえない

会社や私生活の中でよく見かけるんだが、自分がさも選ばれた人間であるかのようにふるまう人は多い。自信があるんだろう。僕にしかできない、僕がやってるのにみんなやらない、なぜそんな簡単なこともわからないんだと、ことあるごとに突っかかってくる。ひとたびなにか話をするたびに、口を開けば周りへの悪態ばかりつく。そして、自分はこれだけすごいやつなんだという自慢話が幕をあけるのである。はじまりはじまり。

 

正直ミジンコなみの自信しかない僕としては、自信あふれるふるまいはうらやましいと思うが、ことあるごとに隅々まで毎回ご指導賜ると、正直心がぽっきんと折れちゃうんだよね。僕の心はアルミ缶のように柔らかく、ガラスのように繊細で、面倒くさいタイプの人間なので、トラックのような猛スピードでぶつかってくる彼のスタイルと相性最悪。毎度ぼっこんぼっこんぶつかってこられては、その日のHPを大幅に減らしている。朝から魔王との戦いで大幅にHPを減らし、その日をゆるっと過ごす羽目になる。いやいつもだろうと突っ込まれれば、その通りなのだが、それでもその日を楽しく過ごせなくなることに変わりはない。

 

そんな威張りちらしな彼であるが、困ったときに困っているときちんといえる。その点余計なプライドはなく、僕だけではできないので、助けてほしいといえる。そういったところは評価に値するのかもしれないが、誰もその言葉に耳を傾けない。ほかの人の困りごとを優先し、彼の手伝いをしたいという人はいつまでもあらわれない。それはそうだろう。だって手伝ったとしても、文句ばかり言われ、簡単に終わるような仕事でもいちいち面倒な対応をとらざるを得ない。いちいちご指導タイムが始まるので、時間も倍以上かかる。そういったことが容易に想像されるため、誰も腫物を扱うかのように手を出さないのである。

 

彼が主張する通り、彼が自分の代わりになる人はいないということはあり得ないだろう。僕にしかこれはできないのだという主張は、まったく的を得ていない。スティーブ・ジョブズですら、変わりが存在するんだ。彼ごときの人間の代わりなどいくらでもいる。彼の主張は全く間違っているといわざるを得ないし、彼はその主張をすることで、いったい何を得ているのだろうとふと考えることがある。まったくもって人への当たり方によって彼は大損こいている。大損こきまろなのである。

 

誰だって自分は特別だと考えたいし、自分の代わりが存在しないと思い込みたい気持ちは痛いほどわかる。ただ、思っても口にひとたび出してしまうと、これほど自分のパンツの中をさらしているかのような恥ずかしい言葉もこの世に存在しない。信念や、自信はさらけ出すものではないと思う。自慢の局部と一緒で、内に秘めて、研ぎすますものだ。そして、余裕ができたら、ほかの人に分け与えるものだろう。局部は分けなくて良い。どうぞおすそわけですって。決して押し付けるものではないのである。戻ってくることを期待せずに、無償で分け与えるものなのである。僕はいまだにそこまでの境地に達していない。

 

 

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。