シン・春夏冬広場

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【書評】フミコフミオ氏の本を読んでちょっとだけ元気になったということ

 

 

フミコフミオ氏は、はてなブログで文章を書かれているサラリーマン。ブログ自体もかなり読者が多く、一度は目にされた方もいるだろう。思えばフミコフミオ氏のブログとの出会いは衝撃的だった。客が殺人で捕まったというものだったはてなブログに来てまだ日が浅かったが、世の中にはこんなにもトラブルに見舞われる人というのが存在するものなのかと衝撃を受けた。マジモンのコナン君かと思った※1

 

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それからというもの、更新されるたびにブログを読んでいた。Twitterのアカウントもフォローした。親ガチャが流行語大賞に選ばれそうなほど、社会問題を浮き彫りにさせている言葉が頻出しており、氏は親ガチャに対して寄稿を寄せていた。

 

何気なく、その氏のアカウントにコメントを残した。まさかフミコフミオ氏本人からリプライがあるとはキュンってした。そういうもんなんだな。神の啓示でも受けたような気分になった。それぐらい僕からしてみたら、雲の上の人だ。リプライがもらえるだけで嬉しい。そういう世界なんだな。SNSって。嬉しすぎて、すぐにブックマークした。

 

 

何が言いたいのかというと、それがきっかけでフミコフミオ氏が書かれている本を衝動的に購入し、読んだわけです。僕ちょろいわ。有名な方は無名な僕みたいな人にリプライを残すとそれだけで、キュンってして本をぽちっとしてくれると思うので、下々のものとも絡んでやってください。コミュニケーション総受けの僕としては、アクティブに人とコミュニケーションを取れるってだけですごいなってなる。

 

誰だって歯車

本の中には気づきがある。どんな本だって気づきを得ることができる。受け取る側がそれをどう捉えるかが重要だ。悩みや辛さというものは、立ち位置の違いからくる思い込みや視野狭窄だと考えている。その自分の立ち位置を変更できるかどうかが重要であり、そうした立ち位置に気づくには外部の力が必要だったり、アドバイスが必要だったりする。

 

フミコフミオ氏の本の中で、僕は社会の歯車だが、スティーブ・ジョブズだって歯車だと言う言葉をみて衝撃的だった。スティーブ・ジョブズだって結局クックCEOによってかえが効く存在であり、特別な誰かは存在しないというものだった。これにはハッとしたな。何か特別なことを成し遂げなければならないと躍起になっていたが、自分ができることを精一杯やり遂げることが結局は大切だという解釈をした。

 

そういえばどこかの有名な女優さんだって、目の前のことを懸命にやり続けたらここまできましたと語っていた。自分のやりたいこと、自分の今置かれた環境、自分の立ち位置を見つめて、自分ができることを懸命に取り組むことが最も大切なんだと気づいた。

 

エスプリが効いていて元気が出る

いつだってフミコフミオ氏の文章はエスプリが効いている。暗いはずの話題がいつの間にか明るい話題になっていたり、いい加減な感想に見えるのだが、よくよく見ると的確に的を得ていたりする。文章には人となりがでると言われているが、きっとユーモアあふれるひょうひょうとした方なんだと思う。

 

本の中で触れられているが、有意義な経験という問題がある。有意義な経験ができないといわれている昨今の飲み会に誘う行為は、若者たちには受け入れられない。これは氏だけでなく、僕の経験上でも同じだ。まったく相手にされない。氏は怒ることなく、めげることなくことあるごとに相手を誘っている。怒りを覚えたり、その心情だったりを隠すことなく文章にしたためているが、それでも誘っている。面倒見が良い人なんだなと感じる。

 

こうした何気ない問題や悩みを「きっつー」って言ったりしながら、ひょうひょうと過ごす様が想像でき、文章を読みながら悩みを笑い飛ばせる

 

最後に

フミコフミオ氏の文章はいつだって元気をくれる。同じような暗いはずの問題を抱えているのに、悩まず笑い飛ばしている。笑い飛ばすような文章になっている。辛くなったときや悩んだときに読んでみてほしい。肩の荷がすっと軽くなり、もう少しだけ頑張ってみようと思えるようになる。

 

※1:名探偵もののマンガではなぜだか必ず殺人事件に巻き込まれる。巻き込まれなければ話が始まらないのだが、彼がいるからこそ殺人事件が発生しているとも言える最大の謎である。

 

 

 

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。