シン・春夏冬広場

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植物デストロイヤーの僕でも家庭菜園で収穫できたので紹介 野菜づくりの今後の展開

よっしゃ~なんとか収穫できたから、来年はもっと頑張ってどんどんやってやるぜぇ!!って思っても、野菜づくりはそう単純な話じゃないですよね。

 

今回せっかくうまくいったんで、プランターによる家庭菜園は終了です。終了といってもほそぼそとやることにはなりますが、いったん今回うまくいったこと、だめだったこと、そして何を今後はチャレンジしていくのかということを記憶が新しいうちにまとめたいと思います。

 

結構こういう記録が大切だったりするんですよね。成功しても失敗しても、次の展開を考えておくこと、課題を共有しておくことは大切です。

 

今回は文字だらけなので、正直退屈だと思いますが、よろしくです。

 

実証実験の記録

・土づくり:主にpHとたい肥に関してまとめた

www.akinaihiroba.com

 

・害虫対策:主に害虫対策とホルモン剤についてまとめた

www.akinaihiroba.com

 

・野菜の収穫:これまでの対策の効果をまとめた

www.akinaihiroba.com

 

野菜を植える間隔

間隔が狭すぎて、トマトによる他の植物への日照問題が発生した。

 

sakata-tsushin.com

 

トマトの育て方の詳しい説明やポイントがまとまっている。しかしながら、やはり1つのプランターで複数種を育てるというのがそもそも邪道に見える。苗間は50cm~70cmを開けるのが必要。

 

sakata-tsushin.com

ピーマンも50cmくらい苗の間隔を開ける必要。

 

sakata-tsushin.com

 

枝豆は20cmくらいで良いらしいが、どうやら収穫の時期を見誤ったようだ。複数株を植えて、ある程度できたと思ったら収穫しなければならない。90日前後が収穫時期だったようだ。

 

トマトの生育環境としては、最低でも50cmは他の植物との間隔を開ける必要があった。プランターで育てた間隔としてはすべての植物が20cmくらいしかあいていなかったため、生育に影響しあったのだと思う。

 

ミニトマトは今回アイコを育てたが、測定した感じでは高さが130cm以上、横は60cm以上にも成長する。剪定してこれだから、剪定しない場合横幅はもっと大きくなる。

 

ピーマンは高さが90cm、幅40cmくらいになった。規模としてはそこまで大きくないが、子供からの人気が抜群に低いので、あまり多くは育てられないと思う。

 

枝豆は値段も高いので、できるだけうまく育てたかったが、今回は失敗した。収穫時期を見誤ったようだ。高さが40cm、幅が20cmほどなので、こちらは植える間隔と似通った結果となった。

 

実際に植えたものと、おすすめする間隔が似ほぼ一致していることから、剪定を含めての結果だと思うのが、サイトの情報を信じて育てたほうがいいと考える。

 

同じプランターに複数種の野菜を植える相性

トマトはガンガン育ったが、枝豆は枯れ果て、ピーマンは1回しか収穫できなかった。土壌内の栄養を吸収するパワー関係があるのではないか?

 

植物同士の相補性というのを昔読んだ気がする(コンパニオンプランツ)が、そういった関係があるのなら、逆もまたあるのだと考えられる。基本は単一の畝、単一のプランターに対して単一の植物を育てることが基本だと考えられる。実際畑はそうしているし、端っこで別の植物を植える場合はあってもメインがかぶるようにはしない。一斉に収穫する際に混じっていると効率が悪いからだろう。昔は収穫高によって税金を計算していたことからも、何が何%あるというのは都合が悪そうだ。

 

基本的には根っこがどれだけ広がるかで栄養吸収の効率に作用すると考えられることから、間隔を守って植えていれば問題ないと考える。また日照関係の問題が考えられるが、こちらは生育速度が影響するから間隔を守れば問題はないと思う。

 

しかしながら、相補性と阻害性というのが人間の間でもあることから、植物の持つ微生物やフェロモンと行った芳香族系の香りが他の植物へ影響を与えると考えるのは自然だ。互いに相性のいい細菌などの微生物が影響し合うというのも考えられる。こちらはそういったものがある可能性が高いと考えてなにかテーマに取り組むのもありだと思う。やり方は後ほど考える必要性がある。

 

コンパニオンプランツに関してはこちらを参考にしたい 

shop.takii.co.jp

 

生育を阻害する組み合わせも見つかった

ymmfarm.com

 

プランターで植物を育てる場合の問題点

・規模を増やすにしても面積が必要になる

・複数種を育てるにはそれだけ面積が必要になる

・雨によって土が流れ出て排水溝をつまらせる

・微生物や土壌生物がいないため、ほっといても土壌は痩せたまま

 

野菜を育てる場合の1番の問題点は平面的になることだと思う。これは水耕栽培を取り組み始めたきっかけなんだが、もともと耕作地帯が平面に影響されることはわかっていた。地球の面積は限られているんだから、人口が増えても収穫高はどれだけ増やそうとしても上限がある。人が住む面積は立体的なので、土地面積よりも床面積が高い地域は多い。そもそも耕作地帯はあまり多くもない。これを立体的に育てる方法を確立できれば食糧問題というものはそもそもおきないのではないかと考えて、取り組んでいた。やはり面積がどうしても必要になってしまうため、水耕栽培に取り組むほかないように思う。

 

土壌系の問題は排水溝をつまらせるものに関しては流れ出る土を何とかするしかない。受け皿を深いものに変更するか、掃除をこまめにすることになる。

 

土壌が痩せたままに関しては連作障害で調べたいと思う。

 

土作りにおける問題点

・土壌のpHの考え方

・土壌の栄養の考え方

・土壌の保温/保湿/水はけの考え方

・土地が痩せるとはなにか・・・連作障害にて

 

今回わかった新たな知見として植物の生育しやすい土壌pHが存在することがわかったことは良かった。そうしたものが紫陽花の花の色に影響を与えることは理解していたが、収穫の是非に対して影響していることは理解していなかった。

 

土壌pHの調整方法は以下のサイトを参考にしたい。

yasainojikan.jugem.jp

 

土壌pHと収穫できる野菜の限界量は以下のサイトを参考にしたい。

www.takii.co.jp

 

土壌への保温対策は以下のサイトを参考にしたい。

agri.mynavi.jp

 

野菜には寒さに強い、弱いの関係があるものが存在する。寒冷地で育つ野菜と温暖地で育つ野菜に違いがあるのと同じだ思う。今回はそうしたことは考えなかったが、必要であれば考慮する。

 

野菜の水はけに関しては以下のサイトを参考にしたい。

www.ont.ne.jp

 

野菜が育つには水を適度に与えることと空気を送ってやることの2つが関係している。つまり野菜は根っこで呼吸をしながら、水を吸収しているので、土が水を保持して適度に間隔があるからそこから空気も入り込んでくるといった二律背反のような状況が必要になる。水にずっとつけていると根腐れする植物があるようにそういった塩梅に関しても注意を要する。これが保湿と水はけといった考え方の基本だと思う。

 

野菜のケアにおける問題

・植物につく虫が植物の生育に影響を与えることはわかった

 

今回の収穫の1つが植物の生育を阻害する病気はそもそもカビや虫が媒介することが明らかになったことが1番大きい。そのためやさお酢を導入し、吹きかけたことで、病気にはならなかった。

 

トマトに関してもホルモン剤を散布することで、収穫高を確保できたのは今回わかったあらたな知見だ。トマトを育てる場合はそちらを確実に利用したい。

 

枝豆に関しては収穫時期を見誤ったというのが結論だと思う。それまでは枯れてはいたものの順調に育っていた。思い込みは捨てたいが現状はそれが結論だ。

 

連作障害とはなぜ生じるのか

 ・連作障害とはなにか

・連作障害を避ける方法はなにか

・土壌を再生するには方法はなにか

 

日本土壌肥科学雑誌 54巻1号p. 64-73 1983年

www.jstage.jst.go.jp

 

有機農業研究9巻1号 p. 69-78 2017年

www.jstage.jst.go.jp

 

1983年の論文は かなり古い書籍であるが、連作障害の主原因は土壌病害虫の発生だとされている。こちらの論文は割と新しい連作障害の研究に関する論文でも引用されているため、畑作農業の根幹を調べた文献だと考えられる。

 

文献によると連作障害の主な原因は

1.病害によるもの(病害らしきもの)

2.虫害によるもの

3.生理障害

4.土壌の化学性不良

5.土壌の物理性不良

が考えられ、とりわけ細菌による病害によるところが主原因と考えられている。特にトマトなどは連作障害が発生しやすく、一度に同じ場所に植え続けると全くトマトが生育できない環境になるだけではなく、他の植物でも生育できない環境になる。こうした環境を忌地【イヤチ】というようだ。

 

はっきりとした結論が出てこない部分が多いが考えるべきは以下だと思う。

1.土壌の細菌の分析/専門書の理解

2.土壌の消毒:牛糞堆肥なども良いらしい

3.コンパニオンプランツの利用

4.輪作

5.水耕栽培

 

土壌の細菌が何によって発生しているのかは明らかとなっている。そのための対処法として有効なのは輪作とコンパニオンプランツの利用だと考える。理由はどういつ作物を育て続けることで病害が発生するため、場所を移すまたは後作に良い植物を植えるということだ。近縁種の植物は植えてはいけない。コンパニオンプランツはやはり土壌細菌などに影響を与えるらしく、そうした植物を後作してもいいと考える。家庭菜園程度なら土を総入れ替えしてもいい。ほかは文献資料を参考にしたい。水耕栽培に移るのが良さそうに思うが、そちらは実は以前行った際に別の大きな課題がある。白いヘドロのような菌が発生し、根が腐る問題があるので、どちらもなかなかに難しい。

 

野菜の後作の相性などや病害をまとめているサイト

www.atariya.net

 

 

 

 

季節性の問題

・年間を通じて収穫できるようにしたい

・野菜の植え付け時期が相当ずれ込むため土地を増やすしかない

・収穫できる種類を増やすには結局土地を増やすしか解決策がない

・風雨の影響、日照の影響によって生育が左右される

・風が強かったり、日照が弱かったりするとへし折られたり、育たなかったりする

 

季節性の問題点はハウスを作ることで実際の農家さんはしのいでいると思う。実際しかし、本当に収穫高を上げるくらい困窮しているのだろうか。一向に栽培方法を変えるようなニュースは目にしない。それだけチャレンジできるほどの収入を得られていない可能性もあるが。1次産業はやはりそういった意味で難しさを感じる。

 

季節性/天候/環境の影響を受けないようにするにはやはり水耕栽培が1番効率が良いように思う。プランター栽培は来年も継続するにしても、連作障害の影響で今回植えた植物をまた植えることができない。収穫高が激減する。水耕栽培にもそうした問題があると噂は聞いているが、確からしさがわからないため、かんたんな植物を調べてやって見るほかない。

 

本来は収穫高の関係やえんどうまめの遺伝子の実験よろしくそういったものを調べてみたかったが、こちらは耕作地の問題がどうしても拭えないため、土地を手に入れたら実施していきたいと思う。まずは基本的なところである、収穫を確保するというのが最も重要だ。 

 

まとめと今後の展開

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これまで整理した結果をまとめると上の絵のようになる。みなさんが家庭菜園を行うときに参考にしてみてほしい。それぞれのコメントに注意しながら、野菜を育てるとうまくいくと思う。

 

次の展開としては、プランターはトマトのコンパニオンプランツとくに連作障害の影響を受けないものを栽培する。コンパニオンプランツとしてはニラ。後作によいとされているのは、キャベツ、ネギ、ブロッコリーとある。料理の使いやすさだとキャベツだな。

 

水耕栽培でいくと、そもそも水耕栽培で成功させる必要があるため、栽培は非常に簡単な野菜にしたい。しかしながら、あまりにも水耕栽培向きの野菜でも困る。ほっとけば勝手に生えてくるような、豆苗やかいわれ大根、小ねぎなどは避けたい。

 

 

そら豆が比較的寒さにも強いとあるため、春、冬、夏と室内は比較的温度が低いと考えられる。そのため、そら豆を使った水耕栽培が比較的簡単だと想像され、かつ難易度もある。水耕栽培はそら豆で行きたい。 

 

 

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。