シン・春夏冬広場

楽しいことになんでもやっていこうっておもってますぜ。

爆裂魔法の魅力は威力・呪文・雰囲気

 

今週のお題「爆発」

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このすば公式サイトより

※9/7のサーバー更新にかち合って変な感じになってしまったので再投稿しました。

 

爆裂、爆裂、らんらんら~ん♪

爆裂、爆裂、らんらんら~ん♪

 

爆裂魔法はこのすばのめぐみんの魔法として有名である。実際爆裂と検索するとめぐみんがセットで出るほど日本国民の頭の中は爆裂=めぐみんでできているといって過言ではない。しかしながら、魔法という超常現象に対して、我々はあまりにも無知である。無知の無知、つまりムチムチなわけだ。

 

わからないことをわからないままにしておくほど、愚かな行為はない。知ろうとする努力こそが、我々を人類たらしめている。そのため僕としてはこの際爆裂魔法に関して、何がそんなに僕らを引き付けるのか考えてみたいと思った次第である。

 

それではみんなで、Let’s 爆裂!!

 

爆裂魔法は効率が悪い

昨今の流れでは、火属性魔法は効率が悪いとされている。存在しないものに効率もクソもないのであるが、実際に魔法というものがあると仮定をした場合に、なぜそういった議論があるのか考えてみたい。

 

それでは魔法というものが現実世界にあるとした場合、どのように魔法を放つべきだろうか。問題を分解して考えてみたい。魔法を効率よく発動する際に考慮すべき内容は何があるだろうか。

①魔法の形成・・・魔法式、呪文を形成し発動させる

②魔法の発動座標の指定・・・滑走距離と終点座標

③魔法の効果範囲の指定・・・魔法の効果発動

以上の3つを考えるのが妥当と考える。

 

どういった魔法形式にしろ、①の段階ですべてが決まる。しかしながら、魔法の準備段階として、②と③を考慮しながら①を行う必要がある。②は実際に魔法が滑走している距離と方向を表す。この段階から爆裂されると巻き込まれる恐れがあるのと、エネルギーを無駄に使うことになるため、滑走距離をあらかじめ考慮する。③は属性による。今回は火魔法とくに爆裂魔法に関して後ほど考察する。しかしながら、どのくらいの効果規模になるのか、爆裂による爆風の効果範囲などを検証する必要がある。②、③を考慮しながら、①で属性変換、座標、滑走、効果範囲の必要分魔力を練り込むわけだ。

 

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魔法というものが超常現象であったとしても、ひとたび放たれれば物理法則にしたがうだろう。熱の現象として説明するのであれば、カルノー効率にしたがうと考えるのが妥当である。カルノー効率と言えばPV曲線だ。このグラフを元に爆裂魔法を考察する。カルノー効率を考えるなど、高校生以来であるため、間違いだらけかもしれないが、付き合ってほしい。

 

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爆裂魔法を唱えるまでの準備として

①手元で大気を常温から断熱圧縮する

②滑走と同時に燃料を効果範囲に供給する

③燃焼させ体積を急激に膨張させ、爆轟により灰燼に帰す

以上の3つの段階からなると考えられる。

 

①の段階で室温環境から大気を断熱圧縮する。大気の量は多ければ多いほど燃料との反応がいいし、膨張の際の体積が稼げる。そしてこの状態から反応させたい場所に燃料を供給する。圧縮した体積をそのまま自由膨張させてしまうと、逆に温度が下がってしまい効果が低くなる【PV=nRT】。そのため燃料を供給し、燃焼反応によって爆裂させる。燃料は多くても低くても燃焼しない。これを可燃性限界というらしい。そのため燃料の量を精密にコントロールし、空気との酸化反応により、体積膨張させ爆轟させる。燃料としては、メタン【CH4】か水素【H2】を形成させるのが効率的だろう。

 

これらのことから、爆裂魔法はきっと現実的に考えるなら、エンジンのような効率だろう。その場合、効率としては40%ほどであり、魔力の60%を捨てることになる。確かに効率が悪い。

 

カルノー効率に関して

d-engineer.com

 

燃焼限界に関して

katakago.sakura.ne.jp

 

燃焼から爆轟まで

www.mnc.toho-u.ac.jp

 

 

爆裂に必要なのは呪文とエフェクトによる雰囲気

最近の漫画、アニメでは無詠唱魔法を使うことに重きを置き、呪文やエフェクトの大切さをないがしろにすることが多い。こうした効率主義の現実社会を反映するのは仕方ないにしろ、呪文や効果を出してこその魔法であるし、その方がかっこいい。魔法世界の中心で呪文への愛を声高に叫びたい。

 

Fate/Staynightのアンリミテッドブレイドワークスをご覧になって、どう思われるだろうか。血液が鉄のように重くなったり、右手がうずいたり、左目の眼帯から邪眼が顔を出した日本人は多かったに違いない。そう呪文やそこから沸き起こる効果は、我々の厨二魂を熱くさせる。

 

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劇場版Fate/Staynightより

さて、それではくだんの爆裂少女の魔法はどのようになっているかというと、次の通りだ。

黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みたもう。覚醒のとき来たれり。無謬の境界に落ちし理。無行の歪みとなりて現出せよ!踊れ踊れ踊れ、我が力の奔流に望むは崩壊なり。並ぶ者なき崩壊なり。万象等しく灰塵に帰し、深淵より来たれ!これが人類最大の威力の攻撃手段、これこそが究極の攻撃魔法、エクスプロージョン!

このすば 第1期2話目より引用

 

尊い。なんというか、これから大魔法を使うぞっていう意気込みを感じる。そのため普通の魔法より呪文詠唱が長いような気がする。また混淆(こんこう)や無謬(むびゅう)など普段は使わないような大変難しい漢字を多用している。この場合、用法があっているかどうかはさほど大きな問題ではない。雰囲気がきちんと出ており、聞いている人間の気持ちが昂るか、唱えている人間の気持ちが昂るか否かである。

 

エフェクトも大切だ。何を表しているかわからないが、大量の大小の魔法陣が発生し、そこから魔法が発動する。

 

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このすば エクスプロージョンより引用

これら儀式めいた詠唱で、人々の気持ちを高め、エフェクトにより雰囲気を演出し、実際に爆裂魔法が炸裂する。この一連の流れなくして、爆裂道は歩めない。

 

爆裂魔法は効率が確かに悪いが、その雰囲気、あらゆるものを灰塵に帰す威力から人々を魅了する。爆裂道を歩むなら、エクスプロージョンにおいて他はない。

 

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。