シン・春夏冬広場

楽しいことになんでもやっていこうっておもってますぜ。

解けない問題は解かない

 精神不安に陥る時には必ず問題がある。この問題にかかわったときに、とるべき選択肢は大きく2つ。1つは当然のように問題を解くことだ。もう1つは問題を解かないことだ。前者に多くの人は時間を割くし、なんとか成し遂げようとする。簡単に答えが見つかるものならいいが、少し手を付けて、解けそうもないと気づいたときにどうするだろうか。普通はなんとしてでも解こうとやっきになるんではないだろうか。しばらく手を付けて、どんなに頑張っても解けない場合、デッドラインが出てくる。デッドラインを超え始めると相談すらできなくなってくるというより、相談をすると申し訳ない気持ちになっておそらく相談できない雰囲気を自分なり、周りに作ってしまうんではないだろうか。こうして解けない問題をなんとしてでも解こうとするあまり、時間も労力も無駄にかかり、精神不安の出来上がりというわけである。

 

僕は基本的には少し手を付けて、解けないと感じた問題は解かない。ただし、解けない旨は伝えておく。別の方法を考えたり回避方法を模索する時間に費やす。どうしたって解けない問題はこの世にごまんとある。解けそうで解けない問題は解くと快楽が生まれる。これがまた厄介なことにデッドラインぎりぎりで解けると快楽が一番でかい。またぎりぎりで難しい問題にチャレンジしたいって気持ちになってくる。そうするとだんだん一般的な感覚がマヒしてくる。マヒしたら占めたもので、精神不安のいっちょあがりである。だから、解けそうもない問題は報告して回避する。それ以外に方法がない。じゃあそれは一般的なのかっていうと実は結構常識だ。

 

物理の有名な問題がある。それは万有引力の法則と電磁誘導の法則の関係性である。どちらも距離の二乗に反比例する形になっていて、非常に似通っている。この性質を解き明かすことが出来れば、きっと重力と電気の間の橋渡しができるに違いないってチャレンジをする人が多くいる。その結果これまでの歴史が語るように、この問題を解くことはいまだできていない。別のアプローチや新たな理論、知見の中からきっと偶然のように解けるのを待つしかない問題なんだろう。重力理論の根幹をなすヒッグス粒子がみつかったため、時間の問題かもしれないし、まったく見当違いの出来事が生じる可能性がある。

 

繰り返し伝える。少し手を付けて、解けないと感じた問題は解いてはいけない。解こうとしてはいけない。時間を費やすだけ無駄なのである。だれから何を言われようと、ののしられようと恥をかこうと、結局一時のできごとなんだ。相手もこの問題が解けないたぐいであると理解してくれれば儲けもので、もし運がわるかったとしても、理不尽に怒られたり、給料が減らされたりするだけで命までは取られない。解けない問題を解こうとする行為は有限な寿命を無意味な出来事に浪費するだけなのである。精神不安が出来上がると、さらに寿命を縮めかねない。そうならないようにもう一度伝える。

 

解けないと感じた問題は解こうとしてはいけない。

あきらめなさい。

白黒はっきりつけることだけが、この世を支配する法則ではないのだから。

 

 

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。