宇都宮　五右衛門パスタと聞いてがんばれゴエモンを思い出す僕は年ですか？　洋麺屋五右衛門

五右衛門って聞いてはじめに思い出すのは懐かしのガンバレごえもんです。スーパーファミコンじゃなくって、ファミコンの方です。古いww。昔っからタイトルって変更ないんですよね。御用だ！御用だ！っていって敵キャラがぐいぐい来るのを小判でバンバン倒していく感じだったと記憶しています。

そもそも五右衛門ってどこの誰ちゃんよ？っていうと、石川五右衛門っていう安土桃山時代の盗賊の首領です。なんでそんな悪いやつが人気なのかって話なんですけど、ねずみこぞうよろしく悪い人から金を盗んで、貧しい人にお金を渡すといった義賊だった説があります。また今でも狂言の演目の中に、桜門五三桐（さんもんごさんのきり）というので石川五右衛門の壮絶な人生や、かっこよさなんかが語られているからこんなに浸透してるんでしょうね。今でも名前が残っているっていうことは、そうとうなカリスマ性だったんではないかと思います。

有名なのが、五右衛門は釜茹での刑で処刑されてしまうのですが、そのシーンがまた壮絶。子供を落とさないように、ぐらぐら煮立っている湯の中でずっと立ち続けるっていうところに猛烈な侠気を感じてしまいますよね。そんなこんなで釜茹でに使用されたような窯を五右衛門窯っていったり、お風呂は五右衛門風呂っていったりしているとかいないとか。

洋麺屋五右衛門

んで、今回の本題なわけです。え？ゲームの話じゃないのかって？食べ物の話ですよ～。ごめんねごめんね～。単純に五右衛門って聞くとゲームを思い出したり、演目を思い出したりしてしまうわけですが、洋麺屋五右衛門も別に五右衛門関係なくはないってことなんです。五右衛門窯のくだりがここでの伏線だったわけです。せっせと回収しますよ。せっせ、せっせ。

大釜でぐらぐらパスタを煮立てて、それを箸にて食すってスタイルから洋麺屋五右衛門って名前をつけたってことなんですね。結構圧巻だ。こういうのってずっと眺めていられますよね。丸亀製麺とかでもぐらぐらうどんを茹でてますが、あれも見ていて面白い。同じような感じですね。こっちはパスタ。共通点があるのが興味深い。

洋麺屋五右衛門のメニューになります。かなりの種類がありますよね。はじめての出会いは、結婚式の打ち合わせの帰りに何食べるかっていうので、ボリュームもあって非常に美味しいので、いっつも五右衛門だったっていう思い出の店でもあるわけです。だもんで宇都宮にあるのを知ってかなり嬉しかった。ラーメンとかと違って、パスタだったら女性も入りやすいですもんね。箸で食べるんで、お年寄りなんかも良かったりします。

内装はきれいですね。さすがパスタを提供しているお店なんで、ファミリーレストランのような明るい感じに仕上げています。女性客が非常に多くて、家族連れの人たちなんかもちらほらいます。みんなパスタ好きですもんね。僕も大好きです。

地中海風カニとエビとあさりのトマトクリームスープのパスタを頼みました。他にも色々入っているが、そこは地中海風ってところに全部おしこんでるんだろうな。地中海風がどんなものか知らんけど。ムール貝やイカがおそらく地中海なんでしょう。そうに違いない。そんな地中海の芳しい香りをただよわせながら、トマトクリームスープのパスタが登場。スープがついているのが嬉しい。スープは鰹出汁のスープなんですね。あくまでも和風なんだな。

箸でパスタをリフトすると、スープパスタなんかだともはやラーメンにしか見えない。こんなラーメンですよって言われても納得してしまいます。それくらいラーメン感が漂っていますよ。魚介類も非常に歯ごたえがあって、新鮮なんだろうなって感じがします。トマトクリームが非常に濃厚。シシリアにいったことないけど、シシリアが口いっぱいに広がってまさに地中海。パスタって本当にいいもんだなぁ。