シン・春夏冬広場

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グルメ記事だってそんなに簡単じゃない 参考書籍11冊をご紹介

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グルメの記事って簡単そうですよね?うん。僕もそう思ったんですよ。見た目だけならね。確かにお店を探したり、メニューを考えたりしてそれを写真撮影して出して説明するだけです。外食に関しては特に料理をするってわけじゃないから、より簡単だ。そう思う気持ちはよ~くわかる。

 

これが意外とむずいんですわ

グルメなめたらいかんぜよ(by 魯山人)

 

なんでそんなに難しいのかは、やってみたことないとわからないと思う。やってみたほうが早いけど、紹介しちゃいますね!!

 

難しさその1:誰のための記事なのか

目的の問題ですよね。誰のためだと思います?例えば地方のグルメとか、行けないところのグルメ紹介して何が楽しいんだよって思うのが普通です。正しいと思います。じゃあ旅行したときどこでご飯食べますか?どうやって行きますか?何時までやってますか?調べるの面倒ですよね?そういうことです。地理に疎い外から来た人が、美味しいお店にありつくって結構難しいんです。チェーンだってそう。流行り廃りがあるのがグルメ業界。なんでもいいってわけではないんですね。宇都宮に来たからって餃子ばっか食べてんじゃないよって話。

 

外食だと

・どんなメニューが有るのか

・価格帯はどのくらいなのか

・営業時間は

・場所はどこにあるのか

・駐車場はあるのか

 

そういった情報は必要かなって個人的には考えていますね。

 

料理レシピだと

・材料:できたら分量

・手順

・材料費:あったら親切

・調理方法:時短レシピ、レンジレシピ、本格レシピ、節約レシピ

といった感じですかね。

 

特にどんなレシピが求められているのかによって違うと思うんですよね。忙しい主婦層なら時短レシピ。ちょっと贅沢なら本格レシピ。ずぼらならレンジレシピ。ライフハック系や逆にボリュームを目指すとか目的によって使い分けます。レトルトや便利な調味料とかでも考える必要がありますね。本当に考える必要があるのかは別ですが。

 

難しさその2:写真がむずい

結構反射とか、角度によっては影ができちゃったりとか、ブレちゃったりとかあってうまく取れなかったりするんですよ。上から取るのがいいのか、横から撮るのがいいのかも物によって違うわけですね。全部おんなじように撮影してたら、変化がないように見えちゃうし。

 

思っていた以上に文章におこしてみると、写真が足りなかったなんてこともありました。全く使えないんですよね。ラーメンなんかでも、見た目、重量感、セット、麺の種類、スープの具合、具材の具合とか色々知りたいことってあるじゃないっすか。撮影してなかったりするんですよね。なんで、食べるたんびに撮影しています。だから絵で書いて伝えられる人は強いなって思いました。

 

難しさその3:食べる工夫/定期的に食べるのは難しい

頻繁に外食するって結構大変なんです。カロリー過多だし、味濃いめのご飯をそんなに頻繁には食べられないわけです。なので、楽しんでできないと続かない。そうしたバランスが難しかったりします。いっときはグルメライターばりに食べてました。でもそうじゃない気がするんだよな。追い詰められてやるものじゃぁない気がするんです。好きにやってくださいって。

 

そして、料理に関してもそうだと思うんですけど、普通につくったものだけではなくて、いろんな工夫をしながら作っていたり、食べてたりしたほうがウケが良かったりするんですよね。出会ったことのない刺激を求められちゃうわけです。もちろんチェーン店もその限りじゃないっすよね。限定・流行って言葉に弱いもんです。映えを意識しながらやりすぎると、どんどん過激になっていく。でも伝えたいことってそこじゃないって葛藤があったりする。

 

難しさその4:食レポが難しい

食べたものの適切なレポートってあるじゃないですか。孤独のグルメとか好きなんですけど、あんな感じにはなかなかいかないんです。石塚さんとか、彦摩呂さん、バナナマンの日村さんって天才だと思いますよ。それにギャル曽根さんもすごいわ。的確なコメントのオンパレード。料理の味とか、出来栄えとかどううまいのかっていうのを非常にわかりやすくコメントしていると思います。すぐにはできないっすよね。臨場感も大事です。

 

ブログだと焼けている音とか香りを文字で表現する必要があります。オノマトペ(擬音語:ゆやーんゆよーんゆやゆよーんのこと)が必要なんです。それも文学的な要素の一部なんでジューって表現じゃなくってもいいんですよね。ゆやーんってわけにはいかないが。ジョジョとかすごいっすよ。

 

 

難しさその5:人は集まりやすいがリピートが少ない

グルメは誰も傷つけないっていうのはカレー沢薫さんの名言だと思います。そのためグルメ記事って人をひきつけます。人を引きつけるんだけど、すぐに離れていってしまう。

 

何かが足りていない。単純にいいものって繰り返し、繰り返し読むじゃないっすか。孤独のグルメ深夜食堂は繰り返し読み込みます。おそらく何かが足りてない。単調に物事が進んでいるように見えるから飽きちゃうんですよね。写真メイン。でもきっとそうじゃない。グルメ記事はどんなものでも人がある程度は集まるから、なぜ読まれないのかってことを考える必要がなかったりする。だから、気づいてないだけじゃないんかなって思うんです。

 

それじゃあ何を参考にすれば、難しいところを解消していけるんだってことですよね。うんそれを紹介したかった。ずいぶん回り道をした。道の草をソテーして、グラッセを添えてしまった。

 

鉄鍋のジャン

 

 

僕の中華料理の知識はほとんど鉄鍋のジャンです。というか、このマンガのおかげで、中華料理しか作れません。なんだか中華になってしまいます。そのくらい影響をうけました。中華は火と油の芸術と言われています。中華料理はレンコウ、パオイウ、ワンチェンが大切です。レンコウは鍋の処理、パオイウは油通し、ワンチェンは調味料の調合です。これら3つの要素をうまく使って、中華料理はできています。作者の方も相当中華料理が好きなんですね。むちゃくちゃためになる。大谷日堂って北大路魯山人だよね??

 

クッキングパパ

 

 

相当すごいっすよね。創作料理がすごい。今読んでも勉強になります。特に記憶に残っているのは松の葉サイダーですね。松の葉を水につけておくと光合成二酸化炭素が水に溶けだしてサイダーになるというもの。今出せばバズるんじゃないの?ってほどすごく勉強になるライフハックが盛りだくさん

 

食戟のソーマ

 

 

マンガと思って侮ることなかれ。最高におもしろいです。特にフランス料理の技法に長けていて、大衆料理店と高級料理店の違いに関しても言及しています。絵の巧さだけではなく、料理の知識にまで造形が深いです。

 

料理の旨さを表現するのに服が脱げていく『おはだけ』は最高にわかりやすく、最高にエロい。つまり、グルメはエロい

 

孤独のグルメ

 

 

ドラマシリーズがずっと繰り返し繰り返し放送されるほど、料理に対する思いや渇望そして、ご飯を食べているときの表現が勉強になります。人間火力発電所のくだりは最高で、焼肉食べているときにそんな表現する??っていうくらい斬新です。お決まりのものが出てきたときのこれこれみたいな表現もいいっすよね。主人公であるゴローの心象表現と会話のギャップがまた良かったりする。ちなにみゴローは個人の輸入業者っていう謎の肩書の人物です。

 

深夜食堂

 

 

夜遅くから早朝までやっている店です。ヤクザのような出で立ちのマスターと、客とのやりとりが非常にいい感じ。特に昨日のカレーっていうのは初めて聞きました。冷たいカレーをあったかいご飯にかけるってすごいうまそう。それにタコさんウインナー。確かに赤いタコさんウインナーってたまに無性に食べたくなるけど、作っている店ってほぼないですよね。

 

ちなみに食品添加物っていまはどうだか知りませんが、僕が小さいときには着色料は赤色102号、黄色5号などが身体に良くないものって言われていました。赤色102号は結構怖いみたいですね。食品添加物は是非確認して食べたいところです。

 

知られていない話ですが、着色料は虫由来のものが結構あります。昆虫食をウェって思っている方は、すでに僕らは昆虫食をしているので、気にするだけ損だとお伝えしておきます。きっと形を維持しているのが怖ぇんだろうな。わかる。

 

レンジ飯革命

 

時短レシピ、ズボラレシピと位置づけます。レンジだけでできるご飯って圧倒的に楽ですよね。最近はジップロックとかいろんなメーカーから樹脂やシリコーン製のチンができる容器が売られているので、パスタだって作れます。

 

 業務スーパー120%活用法

 

業務スーパーっていろんな食品が安く売られているけど、量が多すぎて結構たいへん。うまく使わないとだめにしちゃって結局もったいないってときにおすすめです。いろんな活用方法が載っていて、クッキングママですね。

 

個人的になんですが、業務スーパーの肉があんまり美味しくないって思うんです。これは冷凍しているから仕方がないんですが、ドリップが非常に出てしまって、肉がぱさんぱさんになってしまうんです。それをうまく解消できれば美味しく食べれると思うんですが、うまい方法はないもんか。 

 

 

 ちょっとフレンチなおうち仕事

 

一躍時の人になったシマさんのレシピが載っています。ただ、この本はどちらかというとシマさんの暮らしに密着したような本で、台所の考え方からまな板とか道具にいたるまであらゆるところでフランス料理の料理人としてのシマさんの考え方を知る結構いい本だと思います。

 

只者ではないと思っていましたが、やっぱり料理人だったんですね。そりゃあんだけいっぱい料理作れるわ。ビビったもん。家政婦っていうより出張料理人に近い気がします。

 

 世界を食べよう!旅ごはん

 

最近読んだ本なんですが、おそらくブロガーの人が書いた本です。絵が非常に柔らかいのですが、絵よりも文章がやっぱりうまいです。非常にわかりやすい。誰が何に注目して、どんな文章を読みたいと思うかというのをよく考えられて書かれているように思います。非常に参考になる。旅行とグルメ両方参考にできます。

  

B級グルメで世界一周

 

 

文学的な作品だと思う。ありきたりなものをいかにありきたりなものなんて存在しないんだってことを教えてくれる本。なので、キムチ1つとっても表現が多彩。食べたときの感想や食べている様子などはやっぱり参考になる。

 

僕らがその食品とかに関して知っていることってやっぱり微々たるものなんですよね。だからいろんな視点から書かれているものを理解するのって非常に大事。

 

 いちばんくわしい 魚のおろし方と料理

 

むちゃくちゃ便利。魚って結構さばくのが難しい。最近はきまぐれクックさんが魚のさばき方をうまく紹介してくれているけど、動画もいいけど、文章とかもいいよねって。自分のさばきたい魚のページをめくって、その魚に関して調べていく。動画だとこれがなかなか難しいような気がします。なんだか違うってことになりそう。難しいもんですね。

 

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。