僕ってちょい太っていて、汗っかきで、夏場の蚊にとってはかっこうの獲物なんですよね。それに汗で視界不良の上、身体がでかいもんだから、隅々まで行き届かない。だから蚊にとってほんといい標的で、夏場はぽりぽりぽりぽり。
夜なんかもみんながぐっすり寝てる中で、なんでかしらないけど僕の部屋だけヤツらどこからともなく現れては、耳元でそっと囁いてくる。
ぷーん(高周波)
うぜー!超UZEEEEEE!ぶっ◯す!
そんなこんなで、いっつも安眠妨害しやがってマジ滅びろ!って言うのは1回や2回じゃないわけ。不思議なことに奴ら側を離れるとまぁ見えない見えない。
音も聞こえなければ、姿が見えたと思って叩きに行こうものなら視界から消える消える。マンガのレベル差が著しい相手さながら。
な、何ぃー!消えただと・・・。
って攻防を日夜繰り返していたわけ。だから昔聞いた2階以上に住めば、彼らは上がって来れないって話聞いたときはこれ暁光、末代まで語り継ごうって本気で考えていた。そうあの時までは。
ここまで来るとだいたいオチが見え隠れしてるんだけどあえて隠して話を進めます。わかったからって隣の人に話しちゃダメだぞ♡
僕は最近まで、3階建のマンションの3階に住んでいたんです。栃木に移り住んで、初めて借りる場所だったんで、当然やつらの侵入を防ぐために末代に語り継ぐべき秘宝を使ったわけです。
夏のある日の夜のこと、僕はぐっすり寝てました。ヤツらは侵入してこないはずなんで、暑いからあろうことか窓を開けたりして。
ぷーん(高周波)。ぷーん(高周波)。ぷーん(高周波)。
ば、馬鹿な、この俺の背後を取っただと・・・。

電気を付けます。急いでまどを閉める。急いでキンチョールを構える。黒光りしたエグい動きをする平たい虫族のために用意した最終兵器を構える。ミイラの様子を伺うミラ・ジョヴォヴッチさながら、キンチョールを構える。あたりを見回す。気配はない。サッと黒いものが横切った気がする。構え直す。すると背後から…。
ぷーん(高周波)。
ピャーッ!シュワワワワー!
結局深夜に侵入を許して3匹ほどと格闘。その後あろうことかいつの間にか大量に刺されており、そのかゆみと戦いを続けるハメになったわけです。
そんな経験ない?え?なんて?うちはそんなことないって?ん?どゆこと?
高層階のマンションに住んでいて、ここ数年存在すら忘れてたって?
え?そう。ふーん。何?4階以上?そこなら侵入してこないんだ。そうなんだ。へー。
追伸
栃木は基本虫の天国で、そこのマンションの3階はクモはでるわ、スズメバチは巣を作るわで大変でした。深夜になると何故か階下に降りる廊下の電気が消えてなんも見えなかったからマジで怖かった。
まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。