シン・春夏冬広場

楽しいことになんでもやっていこうっておもってますぜ。

栃木県益子町の亀岡八幡宮は亀祭り

訪問日:2020年10月11日

亀だらけの場所亀岡八幡宮。そこは初めて幻想的な気持ちになり、思わず柏手を打ってしまった場所です。

栃木県は非常に面白い特徴があります。私が他県から来た人間なので、そのように思っているだけなのかもしれません。しかしながらその特徴を紹介します。

  • 手つかずの人知れず佇む立派な八幡宮が多い

  • 神社と古墳群がほぼ一緒に存在する

以上の2点です。他の記事でもご紹介したいと思いますが、百穴観音や中村八幡宮は古墳群の中にあります。栃木の中には無数の古墳群があります。そのため古墳群の中に神社が鎮魂のため建てられた可能性がありますが、ほぼ古墳群があると神社があります。非常に面白い特徴だなと思いました。もしかするとあまり珍しくはないのかもしれませんが、興味深いです。八幡宮宇佐神宮総本宮とする神社の総称です。神社は色々な派閥に別れていそうですね。

亀岡八幡宮

 

亀岡八幡宮につくとまずびっくりするのはその佇まいです。奥のほうが薄暗く外からはうかがい知ることができません。まさに産道です。真っ赤な鳥居と真っ赤な灯籠が奥まで続き、少し薄ら寒い気分になります。

 

 

奥へと進んでいくと、白い鳥居が見えてきます。中に入るとそこまで暗い感じはしないのですが、なぜかやはり向こう側が見えない不思議な光景になっています。中は少し肌寒く、ドキドキしてきます。

 

 

先程の白い鳥居に近づくと、更に奥へと続く道が見えてきます。かなり長い立派な参道です。段々と神域へと近づいていく此岸から彼岸へと続いているかのような錯覚を覚えます。

 

 

白い鳥居から振り返るとものすごく真っ暗なのがわかります向こう側が此岸です。こちらは彼岸に近い場所なのでしょう。完全に外界から徐々に切り離されているのではないかと心配になります。周りに人気もないため、どんどん幽世へと迷い込んでしまっているかのようです。

 

 

突然の禁足地が現れぎょっとします。その姿に足がすくみました。突然の道端に忽然と現れました。震え上がりました。

 

 

この神社の御神体なのだと思います。

源義家公が奥州への戦勝祈願に訪れた際に大亀が沼に現れ、瑞兆と喜び以来この神亀を祀った

亀岡八幡宮碑文

と書かれており、この亀様にお祈りをすることで、願いが叶うとされているそうです。

 

 

亀様に見送られながら、本堂に差し掛かりますと、気持ちはピークに達してしまいました。気持ちが高ぶり、思わず柏手を打ってしまいました。境内に差し掛かると亀様が至るところに祀られ、非常に幻想的な印象を受けます。

 

 

手洗い場にも至るところに亀が溢れかえり、びっくりします。どきどきしながら手を洗い、口をすすぎ、現世の汚れを落とします。

 

 

社殿がある場所は至るところに亀が祀られており、びびります。ここまであるとかなり怖いです。本殿は銅板で作られた屋根なのでしょうか、非常に色の落ち具合がきれいになっており、美しいです。狛犬はあるのですが、狛亀もいます。

 


みんなの思いを携えた亀様がいます。本来インドの方で行くと世界を支えているのは亀だと考えられていたりしますので、亀を神だと思うのはあながちおかしくないのだと考えます。

 


水辺がほぼないのにカエルがいました。灰色をしているのですが、アマガエル当たりでしょうか。生き物がいて少しホッとしました。

 

御朱印


源義家公と亀様、そして桜の花びらを添えた御朱印です。桜があるのは亀岡八幡宮さんで一輪咲きの秋桜をみることができるからだと考えます。

八幡太郎義家とあるのは氏、姓、名字、字(あざな)、諱(いみな)なのでしょうか。源が消えているのが、気になります。

氏名などの説明に詳しいブログがありました:リンク

 

ワンポイントアドバイス

亀岡八幡宮さんには駐車場がきちんと完備されております。駐車場自体は大きいのですが、亀岡八幡宮さん自体は少しわかりにくく、突然現れるように鳥居が見えます。付近につきましたら、ゆっくり目に運転をされたほうが良いかと思います。

また御朱印をいただく際にはお気持ちをください。とのことでした。初めてのことなので、焦ってしまいました。御朱印の相場は1000円程度かと考えます。私は1000円払いましたが、つれは500円で良かったのではとも言われました。神前でもあるため、もっと必要なのかとの気もしてしまいがちですが、毅然として良いと思います。流石に払わないのは失礼かと思います。

まった今度をおっ楽しみに~。ばぁい。